みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 東紀州地域 |
| 名前 | 森田 渉(わたる) |
| プロフィール | 1976年6月7日 尾鷲市生まれ。33歳。 17歳のころよりシーカヤックを始め、1998年から2000年にかけ、2度に分けてシーカヤックによる日本一周の旅を達成させる。2005年に紀北町海山区小山浦で「小山ハウス」を立ち上げ、各種シーカヤック体験事業を実施する。 【資格】日本セーフティカヌーイング協会(JSCA) 公認指導員資格 インストラクター2 |
| 記事 | 自分の腕で漕ぎながら大海原を旅するための乗り物シーカヤックは、アラスカのイヌイットが漁のために利用したのがはじまりとされ、現在ではマリンスポーツの一つとして多くの人に親しまれています。紀北町海山区小山浦にはそんなシーカヤックを楽しむことができる日本セーフティカヌーイング公認スクール、小山ハウスがあります。熊野灘を中心に、初心者向けのレクチャーから日帰りツーリング、そして上級者向けのキャンプツーリングなど、それぞれの技量に合わせた多種多様なプログラムを実施しています。今回は小山ハウスのオーナーを務めるシーカヤック暦16年の若手カヤックインストラクター、森田渉さんを紹介します。 森田さんは1976年6月に尾鷲で生まれました。幼少時代から尾鷲周辺の海や山をかけまわり、自然に親しみながら育ちました。高校時代の17歳からカヤックを始め、紀伊の松島周辺をカヤックで周遊した際に目にした海からの東紀州にとても心を打たれたとのことです。カヤックを初めて半年後、米国人冒険家エド・ジレットさんに出会い、アメリカ西海岸からハワイ諸島までシーカヤックで横断した体験談に触発され、3年後、自分の故郷である日本をシーカヤックで一周する旅を決断しました。旅は時計回りで1998年と2000年の2度に分けられ、1998年は2月から9月にかけて地元尾鷲の尾鷲港をスタートして四国沖、九州を周ったあと日本海を北上し津軽海峡経由で宮城県女川まで漕ぎ、そして2回目は2000年6月から10月にかけ北海道を一周した後、女川から太平洋沿岸を南下して尾鷲に戻って来るというルートでした。 全長9000kmにも及ぶ海の旅を達成したのち、2005年に紀北町海山区小山浦にてシーカヤックスクール小山ハウスを立ち上げました。小山浦海岸近くの静かな集落内に位置する小山ハウスは日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)の公認スクールで、夏季、GWを中心に年間を通じ多くの人がやってきます。子供向けのシーカヤック教室から2泊3日の離島キャンプツーリング、南紀串本方面の遠征などお客さまのニーズ、技量に合ったバラエティ豊かなプログラムが人気を呼んでいます。東紀州の海岸部は国道や主要道から離れている場所が多く、洞窟や岩からしみ出る滝、魚つき林など海からでないと決してみることができない世界が広がっています。2007年度からは他のシーカヤックスクールと連携し、和歌山県田辺市にある熊野本宮大社から9日間かけて熊野川、熊野灘を経て伊勢神宮に至る長距離ツアー『熊野海道エクスペディション』を実施しています。熊野川、熊野灘はかつて重要な水上ルートとして生活、交易、そして巡礼を目的とした多くの人が行き交った水の古道です。カヤック長距離ツーリングという非日常体験だけでなく悠久の歴史の道をたどる貴重な内容となっています。 森田さんはシーカヤックで海を旅することを通じて地元の大自然、海とともに育まれた文化や人々の暖かさを多くの人に伝えようと熱心に取り組んでいます。その土地のホンモノの魅力は観光開発によって生まれるものではなく、いにしえとは変わらないそのままの姿の中に潜んでいると森田さんは語ります。海を旅していると波と風、そしてときおり聞こえてくる海鳥の鳴き声以外の音はいっさい耳に入ってきません。これぞ太古の人々も見た、聞いた、感じたであろう世界です。 日々の生活に疲れを感じたとき、東紀州の海に来てみて下さい。そして自分という動力のみで推進するシーカヤックを体験してみて下さい。意外に身近な場所にある“未知の世界”が待っています。 |
| 問い合わせ先 | |
| ホームページ | http://www.dohmo.co.jp/oyamahausu/ |
| 取材機関 | |
| 登録日 | 2009/10/26 |