みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 北勢地域 |
| 名前 | 森 照美 |
| プロフィール | 第61回(平成21年度)「みえ県展」で大賞受賞。 朝日陶芸展・日本陶芸展入選。三重のやきもの展入賞などの経験を持つ。 四日市市在住。 |
| 記事 | ◆「通っていた工房の入口に、宮川村から切り出されたという欅の大木が置き去りになっており、気になる存在でした。この乾燥した欅の皮を活かしてみたら、と、二十数年来陶芸の師である林克次先生のアドバイスがきっかけとなりました」。森さんは思いがけない素材との出合いをふり返る。 “はじめに材料ありき”からスタートしたのだ。 創作意欲を糧に構想を練り、木と陶器とのコラボレーションを決意。1年ほどアイデアを練った。 廃材のように見向きもされなかった材料に命を吹き込もうと製作に邁進した。 ◆作業には3ヶ月ほどの時間を要した。欅の皮に漆を塗り重ね、表面に幾何学模様を描く。皮をくりぬいたところに淡い色を施した陶片を埋め込む。伝統や既成概念にとらわれることなく新しい世界を表現したかった。 「公募展では、異素材の組み合わせでの成功例が少ないと聞いていただけにイチかバチかダメモト覚悟の冒険でした」。新しい境地へ迷いながらも賭けた。 「それがこんなすごい賞を頂いて・・・・運が良かったことと、人に恵まれた結果です」ときわめて謙虚な森さん。 ◆タイトル「流精(るしょう)」は森さんの造語である。イメージの世界を表現した森さんのエッセンスが活かされている。 見た人がそれぞれの感性で想像をふくらませ、自由な空間で楽しんでほしいという。 ◆副賞の賞金は奨学金と考えて今後もさらなる挑戦を続けたいと抱負を語る。「いろんな場面でご指導、応援下さった方々へのお礼の思いを伝えたいと思っています」と、今回の賞を追い風に、あらたな森さんのワンダーランドが豊かに広がっていくのだろう。 |
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| 登録日 | 2010/03/10 |