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荒木 佳代子

項目 内容
地域 北勢地域
名前 荒木 佳代子
プロフィール 桑名市長島町在住
平成元年、絞りアートに感動し、名古屋市有松町にて絞り技法を習う
名古屋市社会福祉協議会の「とだがわこどもランド」で講師を務める(平成11年~)
桑員まちかど博物館「藍美館」館長(平成21年~)
   
【略歴】(平成29年1月時点)
平成4年 中部染色展 「朝日新聞社賞」受賞
平成5年 国展 初入選 (以後5回入選)
平成6年 手工芸美術展 「三等賞」受賞(以後これを含めて2回出品)
平成7年 三重県展 入選(以後これを含めて2回入選)
      岐阜県美術展 「佳作」受賞
平成8年 国際絞り会議 出品
      第1回「佳生の詩」個展 開催(以後これを含めて3回開催)
平成9年 トリエンナーレ神通峡美術展 出品
平成10年 中部染色展 「奨励賞」受賞
       滋賀県永源寺町(現東近江市)に工房を構える
平成13年 第13回「現代作家展」 出品
平成19年 国展 「奨励賞」受賞
       桑名市民展招待作家に推薦される
平成21年 中部染色展 「奨励賞」受賞
平成26年 改組第1回日展 初入選
平成28年 第7回三重の作家たち展2016 出品
記事 やさしさのなかに凛とした強さが感じられるお話を聞かせていただきました。

◆ 藍染へのかかわり始め
名古屋市で学校講師をしていて家庭科の授業で絞りがでてきた時、有松にフィールドワークに出かけました。その時、染色作家の芳賀信幸氏の芸術的な作品「漁火」に出会い、その幻想的な藍染作品に感動したのが藍染を始めるきっかけでした。
もともと、美術、特にデザイン・造形に興味があり、公民館教室で陶芸を趣味でやっていました。子どもの頃、家業のニット製品の着せ替えモデルのようなことをやっていたことが影響したのかもしれません。
初めは、仕事のかたわら有松絞りの教室に通い、昔からの絞りの技法を学びました。その後、雑誌の情報から東京まで絞りのアート展を見に行ったとき、偶然、名古屋在住の染色作家の早川義英氏と知り合い、「シボリ・コミュニティー」会員になりました。そこでは絞り技法を用いたアート表現や藍染絞りに芸術要素を織り込むことの大切さなどを学びました。また、会員同士の会話や発表会で藍染絞りのレベルを上げることが出来ました。
平成9年には「蓼の会」に入り、型染の技法を新たに学び、藍染の表現の巾を広げることが出来ました。

◆ 藍染への想い
藍の響きは「愛」に通じ、藍の色合いは落ち着いた深みのあるブルーで本当に好きです。
藍染は化学染料と違い気温などに大きく左右されます。藍の色素はアルカリ性の水溶液に溶け出します。私は水溶液に木灰(灰汁)や消石灰を使います。そして発酵を助ける糖分として日本酒や水飴を用います。藍液は“生きもの”と言われているように、発酵が止まらないように常にpHを適正に保ちながら、液温を25℃位に調整しなければなりません。これらの作業は大変繊細で、難しいものです。反面、やりがいを感じます。
先輩から「藍甕(あいがめ)に向かって話しかけながら藍染をしている」と聞きましたが、愛情を注ぎ、謙虚な気持ちで作業をすることが本当に大切と思います。分かっていても心の底からその気持ちになるのは難しいもので、まだまだこれからと思っています。
  藍染は日本の伝統文化であり、長い歴史の中で多くの人に愛され続けています。これからも続けていかなければならない文化だと思っています。
今までの作品のことですが、「これでよい、最高のものが出来た」というものはありません。「よいな」と思っても、欠点が見えてくるのですね。「二歩前進一歩後退」の積み重ねで上達していくものと思っています。

◆ よかったことなど
よかったことは多くの人に出会えたことです。お会いした一人ひとりの考え方、美の感覚、苦労話、価値観などに触れ、自分の世界観が大きく広がりました。それと、色々な人とお話をしていること自体が本当に楽しいことでした。
大変だったことは・・・楽天的な性格?で、あまりありません。思いついたら、あれこれ考えたり迷ったりしない、苦労を苦労と感じない、何ごとも当然のことと思うことができる性格のせいかもしれません。また、夫から干渉されることなく金銭的応援を得ることで、自分の好きな道を進むことが出来ました。

◆ 今後について
100年経っても変色せず、後世に残る作品ができればよいと思っています。それと後継者をつくることです。自分の生きた証を残せたらよいと思います。
問い合わせ先
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取材機関 桑名地域防災総合事務所
地域調整防災室
Tel:0594-24-3821
Mail:wchiiki@pref.mie.jp
登録日 2009/09/02