みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 北勢地域 |
| 名前 | あけび工房 山崎 みのり、山崎 あきのり |
| プロフィール | 先々代が開業医として使っていた築120年の古民家から、今は軽やかな機織りの音が響いている。 メンバーの限定もない。出入り自由の夢の空間へ糸を紡ぎに集まる40~50人の仲間達。使い込まれた織機に向かい、水曜日から土曜日に各人が思いのままに、それぞれのペースで創作の時間を過ごして いる。まもなく開館予定の四日市地域まちかど博物 館として準備中でもある。 |
| 記事 | ★カラフルで優しい風合いの手織り物がいっぱいの工房のオーナー、山崎みのりさんに始めたきっかけについてお話をうかがった。出生時のトラブルが原因で障がいを持たれたご長男、あきのりさんが23歳の頃(約16年前)に遡る。 「長男は高校卒業後、5年間勤めた職場を体調不良が原因で辞めました。ゆったりとみんなでやれることはないかと考えていた頃、以前から関心を寄せていた『手織り工房』を、彼と共に見学に行った時のことでした。 “好きなようにやってごらん”と先生から勧められるままに紡いだ長男の作品には、周りもはっとするオリジナリティがあふれていました。名鉄電車の赤、阪急電車カラーと、電車好きの彼らしく色もデザインも既成概念や常識にとらわれない自由なイメージでどんどん織り上げていきました。雪の舞う様、波の音、林を渡る風のささやきなど、自然界の移ろい、におい、温度など五感で感じるすべてのものも手織りの中に表現しました。徐々に元気を取り戻した彼は、これらがきっかけで、やがて交流の輪も大きく広がり、大阪、四日市での個展やピアノ教室での展示、瀬戸内寂聴さんを囲む集いへの参加、と、活動の輪が展開していきました。 購入した手織機はフル活用。世の中のスピードについて行けなかった彼は創作の世界にめざましい力を発揮しました。 母親として、サポートしていたつもりが、いつの間にか自分が支えられていることに無上の喜びと達成感を感じました。出会いが人を変えることもつくづく知りました。」 ★こうして約16年を経過した今、あけび工房ではどのような活動が繰り広げられているかを聞いた。 「窮屈なことは嫌いなので、きまりなどありません。現在織機は12台あります。“楽しくて居心地がいい”を基本にしていますから、誰でも自由に来て作品を作り、おしゃべりし、料理を作ったり、時には餅つき会を催したり、コンサートを開催したり、ゆるやかな寛ぎの空間として利用してもらっています。東京で活躍するシンガーソングライターによるコンサート、友人のお坊さんがシャンソンを歌う、リコーダーの演奏会など、アイデア満載、工夫に満ちた行事など多彩です。 集うメンバーが最良の時間を過ごしてもらうことで、あけび工房の役割は果たしているのではないかと思っています。まちかど博物館のオープン準備にも夢がふくらんできます。時間はどれだけあっても足りないですね。」 ★取材を終えて 120年以上も人々の往き来を見守り続けているこの民家。庭の古木も野菜達も活き活きと繁茂している。『虫たちのレストラン』と称して薬は一切使わず自然に任せている。安らぎに満ち、自然にやさしく、コミュニティを大切にし、スピードを求めず、ゆるやかな調和がある。 今の時代に一番大切なものがここにあると実感した。 連絡・問い合わせ先 〒510-0835 四日市市大井手三丁目13-5 あけび工房(℡ 059-353-5990) 山崎 あきのり みのり |
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| 登録日 | 2008/12/19 |