みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 東紀州地域 |
| 名前 | 坂本 泰夫、坂本 公由美 |
| プロフィール | 坂本泰夫(やすお)さん 1991年、アウトドア雑誌に掲載されていたカナディアン・カヌーを見たのがきっかけとなり、自身でカヌーを製作し始める。以降、尾鷲のブランド「おわせヒノキ」を利用したシーカヤックを作り続ける。設計から完成まですべて泰夫さん自身が手がける。 坂本公由美(くゆみ)さん 服職人だった母親の影響を受け、幼少時代から着物などの和布に興味を持ち、親しむ。日本文化を象徴する着物の美しさを他のものにも活かしたいという思いから、和布を利用したバッグをはじめ、タペストリーやアクセサリなどを作成し始める。 |
| 記事 | 平成20年1月、新たに東紀州まちかど博物館となった『手作り工房 夢遊(ゆめゆう)』の坂本泰夫さん、公由美さんご夫妻を紹介します。泰夫さんはおわせヒノキを使ったシーカヤック作成、一方公由美さんは着物の布を利用したバッグやタペストリーを作成しています。お二人の技、センス、感性、そして強い思いが込められた素晴らしい作品に迫ってみたいと思います。 <おわせヒノキのシーカヤック> 海上を悠々と旅することができるシーカヤックは、誰もが一度は経験してみたいと思うアウトドアスポーツのひとつです。泰夫さんはそんなシーカヤックをおわせヒノキで作っています。自ら設計し、材料の形成や組み立てからFRP加工まですべて泰夫さん一人で行っています。一艘を完成させるのに費やす日数は約40日。多くの試行錯誤をくり返し、思いが込められた手作りシーカヤックは重厚で端麗かつきらびやかです。泰夫さんがカヤックを作成するきっかけとなったのは、1991年のこと。愛読していたアウトドア雑誌の中にカナディアンカヌーの設計図、製作方法が掲載されていたのを見て「自分にもできるかな」と製作を試み、無事完成しました。この時は尾鷲市の北隣、紀北町海山区を流れる銚子川にて一家進水式を行ったとのことです。そんな泰夫さんに大きな転機が訪れたのは2002年。車いす生活を覚悟と宣告されるほどの大怪我を負ってしまいました。この時、「悔いのない人生を精一杯送りたい」と決心した泰夫さんは仕事を辞め、カヤック作りに専念することに。まずは自分の作業に合った場所をと、各地で集めた廃材を利用して作業小屋を建てました。その後、試行錯誤をくり返しながらシーカヤックを作成し続け、現在に至ります。今では遠方からも注文がくるほどにまでなっています。 <和布のバッグ、タペストリー> 公由美さんは、着られなくなった着物などの和布を利用したバッグやタペストリーを作成しています。服職人の母を見て育ち、幼少時代より着物などの布に親しんでいたという公由美さんは、美しく奥深い着物が時代とともに忘れ去られてゆくことを悲観していました。「日本の伝統技術が織り込まれたきめ細かな紋様を普段の生活でも利用できるものに活かせないか?」そう考えた公由美さんは、和布でバッグを作り始めました。また、和布や帯を利用したタペストリーも作成しています。「裂き織り(さきおり)」などの技術を駆使したこれらの品々には、公由美さんの願い通り、和布の美しさがしっかりと生きています。古布でありながらとてもスタイリッシュで洗練されています。 〔連絡先〕 手作り工房 夢遊(ゆめゆう) 尾鷲市北浦東町4545-4 0597-22-9122 11時~17時(要予約)、不定休 |
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| 登録日 | 2009/02/24 |