みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 北勢地域 |
| 名前 | 都山流尺八 竹琳軒大師範 木村 道山 |
| プロフィール | 邦楽の魅力に取り憑かれ、尺八を手に50年に渡って一筋に歩み続けている。コンビナート企業に約40年勤務後定年、その間も数々の重責も果たしながら文化の振興に貢献。長年の功績が認められて、平成9年度三重県平成文化賞を受賞。 |
| 記事 | ◆尺八を始めたきっかけ 少年時代、琵琶を弾いていた父の影響を受け、邦楽に興味を持つようになる。楽器の少ない時代に、「哀調を帯びた尺八の音色は魅力的で、いつの間にか手ほどきを受けていた」という。 昭和40年 故大竹泗山先生に入門。その後急速に才能を開花させ岡山准師範、東京師範、昭和53年には大師範へと昇格する。 ◆苦労も喜び 「どんなに高く登りつめても頂上は果てなく高い。奥に入れば入るほどきりがなく先へと遠ざかる。到達点はありませんね」と、今も精進を重ねる木村さん。しかし現在、「桑名・津・亀山にまで世代も広く弟子達の活躍が広がり、大きな喜びです」とも。 特に弟子が師匠になった時は、子育てにも通じる喜びを感じるという。「夫婦は一代、親子は二代、なのに弟子は孫弟子まで三代に渡って絆が築かれます」と、いい出会いを体験された方ならではの感想である。 ◆主な活動 都山流尺八 竹琳軒大師範という最高位に位置する木村さんは全国に6000名いる師匠の三重県支部の一人として顧問も務め、伊勢神宮での献楽や支部行事に参画している。 また、道山会(約50名)を結成して、特色に満ちた活動を行っている。 技術の研鑽はもちろん、病院や学校、老人施設へ出向いての演奏会はあちこちから引き合いがくるそうだ。尺八音楽からあふれる郷愁に、それまで無反応無表情だったお年寄りが、一転して喜びの表情に輝く。「音楽は妙薬、そして名医ですね」と医師からも賞賛の言葉を贈られた。 小学校では、近ごろ邦楽に触れる機会が少ないことから先生にも好評だ。成長期にいる子供達の心に触れる邦楽の心地よさが評価されている。 「邦楽は、礼を知る、師を尊ぶ、規律を守る、人が生きる上でもっとも大切な心が身に付き、安らぎも与えてくれます。これこそが伝統文化です」と木村さんは言い切る。 さらに楽しい企画にも積極的に挑戦している。自治会の協力も得、秋の観月会、名月を愛で七草を飾り、オリジナル曲を演奏する。風流でロマンティックな催しは人気が高い。 また、“道山道場”と銘打って国見峠登山と頂上演奏会も行う。スポーツと文化との融合は遊び心豊かで毎年メンバーらの待ち遠しい企画となっている。 生涯健康で尺八を友とし、趣味にも全力投球。PPK(ピンピンコロリ)を合い言葉に人生を謳歌。湿っぽさは微塵もない。 ◆次世代への夢 「文化は先行投資が重要。人づくり、まちづくりに役立つ投資がなければ文化は廃れてしまう」が木村さんの持論。「小中学校で伝統文化の指導者の養成や育成を充実し、子供達には心豊かな文化にふれながら育ってほしい」と語る。 四日市市文化協会理事長の要職をこなしながら、現在、四日市市まちづくり振興事業団の役員としても活躍している。 「病気も寄りつかないほど忙しいですが、人に恵まれた幸運者です」と高らかに笑い飛ばすパワフル文化びとである。 |
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| 登録日 | 2008/08/19 |