みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 北勢地域 |
| 名前 | 川工房 針の花 川北八重子 |
| プロフィール | 菰野町在住。 趣味で古布を利用した生活小物、ドレス、洋服、本仕立てのミニ着物などの創作を手がける。 キャリアは浅いがほとんど独学で、鋭いひらめきとアイデアにより制作。 これまでの作品は約300点にのぼる。 銀行や郵便局でのギャラリー展示の外、毎年津市で作品展を開き人気を得ている。 工房を訪ねる人も多く気軽に見学できる。 |
| 記事 | ★心豊かな時間 誰かが身にまとい、その後はタンスで眠っていた着物をリメークして、また新たな息吹を吹き込む。 人のぬくもりが時代を超えて伝わっていく。こんな楽しい作業にすっかり魅せられ、湧き出るアイデアをすくっては次々と作品にしている人がいる。 田園が豊かに広がる菰野町で、3年ほど前から一針一針まめに手仕事に打ち込む川北八重子さん。 夫婦で建設関係の仕事に携わっていたが、65歳を境にリタイヤした。 縫い物が好きだった川北さんはミニ着物の作り方を教わったことがきっかけで創作意欲に火がついたのだ。 ★ゆるやかな時間 針を動かしているときの川北さんはすごく幸せな心境だと柔和な表情をほころばす。「穏やかでゆったりした時間の流れにこれまでの人生の苦労など解きほぐれてしまう」また「多くの友人から着物を戴いたり、京都から白生地を送ってもらい、自分で染める作業も楽しい」いつの間にか川北さんの制作を支える人の輪は大きくふくらみ材料確保には事欠かない。今年の2人展(津市で陶芸家と開催)にも大勢の人達が訪れている。 おおらかで温かい人柄がファンの裾野を広げているようだ。 ★夢のある時間 かつて子供の服はすべて手作りだったという手先の器用さは益々磨きがかかっている。夢の中で急にアイデアが浮かんだり、夫のアドバイスが制作のヒントになることも多いという。 さりげない生活の中の気づきが制作にどんどん彩りを添えていくのは生来のセンスの良さなのだろう。 蓬、玉葱などの植物から、醤油、梅酢のように食品から白生地に染色したりもする。想像を超えた出来映えには新鮮な喜びに満たされるという。 今構想を温めているのは、桜の木を使ってほんのり桜色の染めを生み出すこと。 どこまでも探求心は尽きないようだ。 ★潤いのある時間 傍らで温かく見守る夫の安男さんも大きな協力者。ミニ着物の飾り枠は安男さんの手作りで占められている。 庭で趣味の山野草に没頭する安男さんの姿があり、居間では八重子さんが型紙を裁ち、縫い物に没頭する。 地域の人達も中をのぞきに来てはコミュニティが広がっていく。肩肘張らない、気負いもない中で静かに文化が根づいている。 |
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| 登録日 | 2007/08/29 |