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阿部 夫美子(あべ ふみこ)

項目 内容
地域 伊勢・志摩地域
名前 阿部 夫美子(あべ ふみこ)
プロフィール  伊勢で初めて出会った和紙人形作家、素敵な女性、阿部夫美子さんをご紹介します。和紙という日本独特の素材で繊細な表情、動き、情感、品格さらに作品への深い思慮、和紙に描かれた模様も手書きにて行いその作品は、時には踊りだし、静かに語りかけ、動と静に心動かされてしまいます。神話の世界・歌舞伎・花物語・おひなさま・斎王群行・伊勢参り・おとぎ話・今年は江姫三姉妹(茶々・はつ・江)とお母様お市のかたも登場しました。ジオラマ作品は、小さなお人形の世界に引き込まれそうです。

 1994 世界祝祭博・伊勢伝統ゾーン500体ジオラマ制作
 1995 皇學館大学・遷宮の儀170体収蔵
 1996 伊勢市におかげ参り300体収蔵
 2001~ 毎年個展・写真集出版・NHK「東海の技」出演~
 2009 渡り始め・橋姫など次々制作活動をおこない発表
倭姫命「やまとひめのみこと」(やまとたけるのみことに草薙の剣を授ける)
 2011 月読命「つきよみのみこと」(闇を照らす月の神)
制作のため仙台の和紙依頼、震災にあいながらも和紙は工房から届き今回の賓日館の個展に発表
記事         月読命「つきよみのみこと」(闇を照らす月の神)

月読命を制作するにあたり、宮城県の仙台近くの白拓紙を使いたく工房に3月11日の午前に依頼しました。

こともあろうに、午後の大震災で被災し連絡取れずで、和紙をあきらめておりました。

ところが一週間後、工房から電話があり、家の中はめちゃめちゃだけど、幸い津波の被害はなかったので、依頼された和紙は頑張って作りますと約束してくれました。
たいへんありがたく嬉しく思いました。
白拓の和紙は日本有数の和紙で丈夫で品格があり、神話の人形制作にはかかせません。

こんなわけで「月読命」は大震災のことを考え続けながら制作致しました。
被災地は千年に一度という大震災の闇の中に居ます。
でも闇に目を凝らせば、月の光に照らされ、人は前に歩み出すことができます。

闇を照らす神「月読命」に、鎮魂をこめ、闇の中から日本人が一丸となり智恵と努力で希望に向かって歩み、被災された皆様が、一日も早く平穏な生活にもどられますよう心から願っております。

                              阿部 夫美子

「月読命」の前に佇み、阿部さんの解説を読むと、目頭がうるんでしまいました。
心にひびく作品の一つに出会いを頂きありがとうございます。皆様にご紹介致します。
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登録日 2011/07/27