資料詳細

旧国鉄名松線伊勢奥津駅給水塔

項目 内容
文化財名 旧国鉄名松線伊勢奥津駅給水塔
附名 きゅうこくてつめいしょうせんいせおきつえききゅうすいとう
指定区分
指定種別(詳細種別) 登録有形文化財/建造物
指定・登録日 2024/12/03
市町 津市
所在地 津市美杉町奥津
所有者 津市
員数 1基
構造 鉄筋コンクリート造、高さ8.5m、面積6.3㎡
年代 昭和10年
サイト
概要 国鉄名松線伊勢奥津駅は昭和10年に開業し、昭和40年まで蒸気機関車が走っていましたが、現在はディーゼル車両が運行しています。給水塔は伊勢奥津駅の線路車両止の西側に隣接して建っています。2.8m四辺に鉄筋コンクリート造の柱を4本建て、頂部と中間を梁で繋いでいます。天端に設置された貯水槽は、円弧に加工した8枚の鋼板をリベット留めしたものです。外径 3.1m×高さ 2.0mの円柱形を呈し、H鋼4本とL形鋼2本で底と側面を支えています。給水塔を覆う天蓋は、木製の垂木8本を傘状骨組みとする八角屋根としています。給水塔の南面線路側に点検用の鉄製梯子を柱脚中間梁の高さから取り付け、給水塔内部にも昇降用梯子を取り付けています。
 全国に残存する鉄道の給水塔で金属製貯水槽を有するのは、鳥取県若桜(わかさ)鉄道若桜駅(国登録有形文化財)をはじめ数例が知られるに止まります。伊勢奥津駅給水塔は、ディーゼル機関車に移行後も大きな改築を受けておらず、蒸気機関車が運行していた当時の景観を留めています。我が国の鉄道史上、価値が高く重要な工作物と評価され、国土の歴史的景観に寄与するものであることに加え、地域のランドマークとなるものです。