資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文化財名 | 木造薬師如来坐像 |
| 附名 | もくぞうやくしにょらいざぞう |
| 指定区分 | 県 |
| 指定種別(詳細種別) | 有形文化財/彫刻 |
| 指定・登録日 | 1956/05/02 |
| 市町 | 尾鷲市 |
| 所在地 | 尾鷲市九鬼町字里地 |
| 所有者 | 真巌寺 |
| 員数 | 1躯 |
| 構造 | |
| 年代 | 鎌倉時代(後期) |
| サイト | |
| 概要 | 総高91cm、檜材、寄木造。もとは漆箔像であったらしいが、江戸時代の修理の際、箔を押しかえ、袈裟を茶褐色に彩っている。玉眼を嵌入、白毫と肉髻はともに水晶を入れる。螺髪は粗い。顔は面長で面奥少なく平面的である。丸みを帯びた螺髪は粒大きく盛りあがったように見えるが、その彫りは浅く、肉髻も低い。衲衣は偏袒右肩に着し、衣文の襞は単調で形式的である。右手は施無畏印、左手に薬壷を持つ通有の像である。 膝裏に「敬白/奉造立/薬師如来一躰事」からはじまる結衆銘があり、末尾には「仏子浄慶/宇井入道西仏/嘉歴二二年己巳卯月十二日/執筆督圓」とある。嘉暦4(1329)年の制作であること、「宇井入道」という地域有力者の関与、「浄慶」という慶派かと思われる仏師の存在など、貴重な情報が書き込まれている。素朴な感のある地方仏で、鎌倉時代末期彫刻の一基準となる貴重な作例である。 本寺はもと薬師寺といい、正平年中(1346-70)に九鬼隆信によって創建されたという。寛永17(1640)年火災に遭うが、本尊のみが救い出され、寛永21(1644)年に寺号を真巌寺と改め今に至ると伝える。 |