資料詳細

木造扁額 裏に文永十一年世尊寺経朝の銘あり

項目 内容
文化財名 木造扁額 裏に文永十一年世尊寺経朝の銘あり
附名 もくぞうへんがく
指定区分
指定種別(詳細種別) 重要文化財/工芸品
指定・登録日 1912/02/08
市町 鈴鹿市
所在地 鈴鹿市稲生西
所有者 伊奈冨神社
員数 3面
構造
年代 鎌倉時代(文永11、1274年)
サイト
概要  3面ある。概ね縦77cm、横52~54cm。古く伊奈冨神社にあった大宮・西宮・三大神の3社に掲げられていたものである。いずれも檜材で一枚板を用い、周囲には繰形のある額縁がしつらえられ、黒漆塗される。文字は表面に金で「正一位稲/生大明神」とあり、大宮は楷書、西宮は行書、三大神は草書と書体を変えている。、裏に「文永十一季<甲戌>二月廿三日<庚午>書之/正三位藤原朝臣経朝」と薬研彫で彫り込まれている。当社はこの年に正一位を授けられ、亀山天皇から勅額を賜ったと伝えている。藤原経朝(1215~76)は藤原行成の流れをくむ世尊寺流の書道の名家として知られる。
 当資料は、鎌倉時代後期の伊奈冨神社に対する盛んな信仰を物語るものであり、当時の能筆家が関与していることあわせ、貴重なものである。