資料詳細

夏見廃寺出土塼仏

項目 内容
文化財名 夏見廃寺出土塼仏
附名 なつみはいじしゅつどせんぶつ
指定区分
指定種別(詳細種別) 有形文化財/考古資料
指定・登録日 2003/03/17
市町 津市
所在地 津市一身田上津部田3060番地 三重県総合博物館
所有者 三重県(三重県総合博物館)
員数 13点(方形三尊塼仏7点、小形独尊塼仏6点)
構造
年代
サイト
概要  夏見廃寺の塼仏は、昭和21年から翌年にかけての京都大学発掘によるものと、今回同時に県指定有形文化財に答申された名張市教育委員会が昭和59年度から62年度にかけて調査した際に出土したものがよく知られているが、かつてはいくつかの採集品があったといわれ、その一部は奈良国立博物館に寄贈されているが、三重県立博物館にも夏見廃寺出土とされる塼仏が13点所蔵されている。どのような経緯で、館蔵品となったかは不明だが、「昭和23年」や「夏見廃寺」の墨書があり、この前後に夏見廃寺で採集されたものが、収められたものとみられる。
 方形三尊塼仏と小形独尊塼仏があり、方形三尊塼仏には中尊の阿弥陀如来の倚座部分、蓮華台座部分、天蓋部分と脇侍の菩薩立像の脚部、台座部、頭部がある。小形独尊塼仏には、ほぼ完形のもの2点があり、一部に金箔も残る。 
 これらは、これまでに知られている夏見廃寺出土の塼仏と同形であり、同質のものであることから、夏見廃寺出土のものとみて間違いなく、図像のよく残った資料がまとまって保管されている点から、三重県立博物館所蔵の資料も名張市教育委員会所蔵資料と同様、飛鳥時代の仏教文化を知るうえで貴重なものであり、あわせて県指定有形文化財として、今後の保護・活用に期するものである。