資料詳細

徳蓮寺の小絵馬

項目 内容
文化財名 徳蓮寺の小絵馬
附名 とくれんじのこえま
指定区分
指定種別(詳細種別) 有形民俗文化財
指定・登録日 2003/03/17
市町 桑名市
所在地 桑名市多度町下野代
所有者 徳蓮寺
員数 252点
構造
年代 江戸時代前期~昭和前半(主体は江戸時代後期~明治初期)
サイト
概要  この小絵馬は、多度町下野代(しものしろ)の徳蓮寺に収納されたもので、252点が現存する。万治元年(1658)奉納の鯰鰻図(ねんまんず、ナマズとウナギの図)絵馬が最も古いが、大半は江戸時代後期から明治初期にかけて奉納されたものである。奉納者は圧倒的に現在の桑名市・四日市市の住人が多く、岐阜・愛知県の住人のものもあるが、逆に近隣村落(多度町域)からの奉納者が少ないことがわかる。 
 小絵馬の画題は、252点中144点が鯰鰻図であるのが大きな特色である。鰻は一般に虚空蔵菩薩の使いとされ、その鰻がここでは鯰とも結びついている。
 徳蓮寺の本尊は虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)で、災害のため一次行方不明となっていたものが、江戸時代初期に土の中から出現したといわれ、そのときに像のまわりには像を守るかのように多くの鰻や鯰がいたという伝説もある。 
 絵馬は今、本堂の壁に懸けられているが保存状態は良好である。庶民信仰に関わる小絵馬がまとまって伝えられている点や、鯰鰻と虚空蔵信仰の結びつきをうかがわせる事例としても貴重である。