資料詳細

雲出島貫遺跡中世墓出土品 腰刀1口・漆塗小箱1合・方形鏡1面・青磁椀2口 ・白磁椀1口・白磁皿4口・鉄製座金具2箇・鉄製合釘2箇・鉄製角釘22箇

項目 内容
文化財名 雲出島貫遺跡中世墓出土品 腰刀1口・漆塗小箱1合・方形鏡1面・青磁椀2口 ・白磁椀1口・白磁皿4口・鉄製座金具2箇・鉄製合釘2箇・鉄製角釘22箇
附名 くもづしまぬきちゅうせいぼしゅつどひん
指定区分
指定種別(詳細種別) 有形文化財/考古資料
指定・登録日 2005/03/17
市町 明和町
所在地 多気郡明和町竹川503
所有者 三重県(埋蔵文化財センター)
員数 36点
構造
年代
サイト
概要  雲出島貫遺跡(津市雲出島貫町字町中)の中世墓は、平成10年度県道嬉野津線橋梁工事に伴う発掘調査で発見された12世紀末から13世紀初頭の木棺(もっかん)墓(ぼ)である。
 出土品には、副葬品として腰刀(こしがたな)・漆塗小箱(うるしぬりこばこ)・方形鏡(ほうけいきょう)・貿易陶磁器(ぼうえきとうじき)、木棺の留め金具類として鉄製座金具(ざかなぐ)・合釘(あいくぎ)・角釘(かくくぎ)がある。
 腰刀は刀身部の長さ35.8cm、幅3.6cmである。発掘調査の出土品から刀の拵(こしら)えが確認されたものとしては、県内初出である。
 漆塗小箱は長さ18.2cm、幅14.4cm、深さ1.5cmの薄い長方形の箱で、苧麻(ちょま)布を漆で貼り合わせた乾漆箱(かんしつばこ)である。箱の中には一片8.4cm前後の方形鏡が納められ、鏡背の文様から「菊花双雀鏡(きっかそうじゃくきょう)」と呼ばれる中国の宋(湖州鏡)式の和鏡である。
 一般的に中世墓からの出土品としては、日用雑器などの土師器類が多く見受けられるが、雲出島貫遺跡の中世墓からは、当時では高価な貿易陶磁器が数多く、刀・鏡など豪華な副葬品や木棺の釘などが一括出土した。それぞれが希少性・重要性を持ち、遺存状態が良好なだけでなく、この地域における有力者の埋葬状況を解明する上で、重要な考古資料といえる。