資料詳細

項目 内容
文化財名 伊奈冨神社庭園
附名 いのうじんじゃていえん
指定区分
指定種別(詳細種別) 名勝
指定・登録日 1982/04/27
市町 鈴鹿市
所在地 鈴鹿市稲生西2-24-20
所有者 伊奈冨神社
員数
構造
年代 鎌倉時代以降
サイト
概要  社伝によれば、平安時代のはじめ弘法大師が、池を造り大八島(おおやしま)をかたどって池中に島を数多く作ったと伝える。
 神社所有の室町時代作製の『勢州稲生村三社絵図』(せいしゅういのうむらさんしゃえず)に描かれる池や島の姿が現在のものに似ること、池辺や島のまわりに石の使用が見られないことから、古い形態を残した庭であると考えられる。
 この池庭は、七島池(ななしまいけ)と呼ばれ、社殿の南方低地にある。東西70m、南北15mで、中島の数は7個あり、西より2番目の島が最も大きく、南岸より橋を架けている。古図も島数は7個であるが、3番目が最も大きく、橋は見られない。古くからの池は、長い年月の間に池底に土砂が堆積し、2つの島が1つになる例が多く、この池庭もはじめに大八島をかたどったものが、七島に変化したものかもしれない。