平成29年05月18日
平成29年度MieMu「学芸員フリートーク」を開催します
仏師快慶、津藩、チョウ、骨格標本、海の生きもの、伊勢水銀など各回内容はさまざま
三重県総合博物館(MieMu)では例年、学芸員がそれぞれの研究分野の魅力や展示を通じて、新たにわかったことなどを皆さんにわかりやすくお伝えする「学芸員フリートーク」を実施しており、今年度は6回開催します。各回異なるテーマをご用意しておりますので、この機会にさまざまな分野の話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。たくさんのご参加をお待ちしております。
1 実施日
平成29年5月20日(土)、7月15日(土)、9月16日(土)、
11月18日(土)、平成30年1月20日(土)、3月17日(土)
※連続講座ではありませんので、ご都合のつく日に参加していただけます。
2 時間
13時30分から15時30分
3 場所
三重県総合博物館3階レクチャールーム(津市一身田上津部田3060)
4 定員
80人(定員に達し次第しめきり)
5 内容
当館学芸員がそれぞれの専門分野にもとづきお話をいたします。
内容と講師は以下のとおりです。
・5月20日「仏師 快慶(かいけい)~日本人を魅了した仏たちの作者~」
講師:瀧川 和也
鎌倉時代の仏師 快慶について、三重県内に残る作品を中心に、新発見の仏像も含めて紹介します。
・7月15日「津藩の郷士(ごうし)について」
講師:藤谷 彰
津藩には、城下に住む家臣団とは別に、村々に居住した下級家臣である伊賀者や軍役・民政を担った無
足人(むそくにん)と呼ばれる郷士がいました。
今回はその実態を明らかにしていきます。
・9月16日「旅をするチョウ『アサギマダラ』」
講師:大島 康宏
長距離を移動するアサギマダラの生活史や、県内で行っている調査を報告します。
他にも海外のアサギマダラの仲間や、アサギマダラによく似たチョウについて標本を使って紹介しま
す。
・11月18日「骨格から生きた軌跡を探る」
講師:田村 香里
博物館で収蔵している骨格標本からは、生きものの生きた軌跡をたどることができます。
動物の骨格標本をもとにそれらが生きていた時の様子を探ります。
・1月20日「これも生きものなの?」
講師:中野 環
海には、カイメンやサンゴ、ホヤなど、生きものとは思えないような生物が生息しています。
スライドや標本をご覧いただきながら無せきつい動物を紹介します。
・3月17日「伊勢水銀の歴史あれこれ」
講師:星野 利幸
伊勢水銀は、東大寺の大仏鋳造にも使われ、また中・近世には白粉(おしろい)の原料として生産が盛
んになりました。
そんな伊勢水銀の歴史を、考古資料や文献、今なお残る多くの採掘抗跡からひも解きます。
6 対象
小学生以上
7 参加費
無料
8 申込み
事前申込みは不要です。当日当館3階レクチャールームにお越しください。
9 主催
三重県総合博物館(MieMu)