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平成21年04月16日

三重の文化

県民意見交換会 当日意見概要

「三重の文化振興方針(仮称)」意見交換会 当日意見概要

(項目)

 ※とくに注意書きのない回答については、三重県文化審議会からの回答として掲載させていただいています。


感想・意見・質問等 回答
 【文化振興方針について】           
1 博物館、図書館、美術館、生涯学習センターなどの連携による充実強化、一体的な機能発揮といったことが言われているが、これは大変難しいこと。
これはいままでも言ってきたことであり、いまさら言っているのがおかしいし、それだけ難しいということもいえる。今回は、その原因にしっかりメスを入れていただきたい。
県の文化振興拠点については、特徴に応じた役割を果たしながら、「文化と知的探求の拠点」として、総合的、一体的に機能を果たすことができるよう、各施設の機能と連携の強化を進める必要があると認識しており、今後の検討の中で議論していきたいと考えています。また、組織についてもこうした拠点を一元的に管理できるよう、県で検討が進められていると聞いています。 鈴鹿
2 三重の文化振興方針(仮称)(骨子案)の中身はよいが、いつもこのようないいことを書いては、実現しないままとなっている。ぜひ、文化を支える財源、経済的な背景の担保について記していただきたい。

審議会の中でも、そのことについては、重要なこととして議論がされています。最終報告には、ぜひ県に強力に要望していきたいと思っています。

鈴鹿
3 PDCAサイクルとして、計画に基づく進行管理を図っていただきたい。 当然、そうした進行管理は必要と考えますので、これについては、県の方で、是非やってもらいたいと思っています。 鈴鹿
4 一括して文化振興といっているが、内容の分野をどのように考えているのか。 検討にあたっては、生涯学習、学術・研究、伝統工芸、産業振興、観光振興、地域づくり、景観づくり、環境保全・自然保全、食文化など幅広い分野を対象と考えています。 松阪
 【総合博物館に関して】    
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5 総合とあるが、自然と歴史・文化の割合をどのように考えているのか。 自然系と人文系のバランスについては、具体の検討を進める中で明らかになると思います。人間の生活というのは人文系、自然系に限らず、すべてのことに係わっているので、三重の自然と歴史・文化を総合的に捉える「総合博物館」を目指す必要があると考えています。ご意見を参考にさせていただき、さらに検討を進めていきます。 鈴鹿
6 自然は、あるままを研究する、文化は、人がつくってきたもの、であるので、歩み寄らない部分がある。 鈴鹿
7 総合というなら、斎宮歴史博物館、各地の資料館などの博物館には、人文系のものが多いため、これらをあわせて、総合とする考え方で、足りないものだけを作ればいい。だから、民間の日本カモシカセンターも閉園になったこともあり、自然史が足りないので、自然史の博物館を作ればいい。 現在、県の博物館にある28万点の資料をどう生かしていくのかということを考える必要があり、「基本的な考え方」の5頁にありますように「自然と歴史・文化を総合的にとらえる」と審議会でまとめています。したがって、自然を除外するとか少なめにとらえるという方向では、今まで議論していません。今日いただいた意見を今後の審議の参考とさせていただきます。 鈴鹿
8 現博物館の収蔵品が自然系以外のものがあるというのであれば、斎宮の横にでも収蔵庫をつくって、展示すればよい。 鈴鹿
9 現在県内の博物館のなかで、自然系のものはほとんどないなかで、自然系のものを作るべき。 鈴鹿
10 自然系博物館を求める請願というものがあったが、このことに何も触れていないのはどういうことか。 鈴鹿
11 地域にさまざまな博物館などがあるのであるから、市町へ支援してもらったほうがよい。 さまざまな性格を持つ県内の博物館を有機的に結びつけることで、そ・黷シれの独自性と魅力を発揮させることが大事であると考えています。県立博物館はそのネットワークの中核的施設として、人材育成や技術支援の機能を担うなど県の博物館でしかできない支援の実施を検討したいと思います。 鈴鹿
12 総合博物館が、どっちつかずで、独自性のないものにならないようにしてほしい。 県民の皆様が三重県への愛着と誇りを育むとともに、県外からも三重県の魅力が評価されるような三重県のアイデンティティ(独自性・個性)を明らかにするため、明確なテーマを持つ「総合博物館」を目指す必要があると考えています。 鈴鹿
13 自然と歴史・文化のバランスのことについて。
例えば、戦時中、県内で鉱石の採掘が行われていた。戦争時の歴史的状況や岩石鉱物のこと、その時代の地域の人の暮らしということをあわせて考えるとその当時の様子が見えてくる。このことからも、「総合」ということには深い意味がある。ただ、集めて「総合」というのでは、だめ。
教員が、三重県中フィールドワークして集めた岩石が今どこにも引き取ってもらえなくて、津高校に保管されているが、このままいくと散逸してしまう。
明確なテーマ設定と計画的な活動を展開する「総合博物館」を目指す必要があると考えます。県内の自然、歴史・文化資産をしっかり保存・継承していくことが大事であり、県立博物館としての資料の収集・収蔵の方針を定め、県内博物館等との役割分担の体制を構築する必要があると考えています。 鈴鹿
14 文学については、どこで考えていくのか。博物館をつくるといっても一括して大きなものを建てるのか。分野別につくっていくのか、説明ではわからない。例えば資料といっても蓄積されたものもあるが、人がつくった資料もある。三重の作家についての資料もあり、収蔵に悩んでいる。こうした文学等の分野については、どう考えるのか。 自然と歴史・文化を総合的に捉える「総合博物館」ということで議論が進んでいますが、どの分野を対象とするかについては、今後の検討としています。なお、現在の財政状況のなかでは、あらゆる分野を対象とする博物館を整備することは、大変困難と考えていますが、県内の博物館のネットワークを充実・強化する中で、県内のある博物館で展示したものを別の地域でも展示するということも総合博物館としてやっていったらどうかと考えています。 松阪
15 すべてを入れるのは財政的にも規模的にも無理と言うことはわかる。しかし、将来的に展望を持つのか、これだけしかできないので、これだけですと言われるのかによって違う。例えば、文学が小さなコーナーであって、充実して、利用度が高くなれば、将来、独立してどこかに建てるとういうこともできると思う。10年、15年先でできるという展望がもてるものとしてもらいたい。 今後の審議の参考とさせていただきます。 松阪
16 総合の中身が分からない。林業、水産、農業のコーナー、医療、薬などの分野もあるのでこれらをどう精選していくか。ここへくれば三重の全てがわかる、全国的なネットワークもある、ここへ行けば調べられるという壮大な構想にしてもらいたい。 総合博物館が対象とする分野については、今後検討していくことになります。その中で、三重というものがわかる博物館としていくため、ネットワークやレファレンス機能についても、具体的な検討をしていく予定です。 松阪
17 県庁内の各分野の資料展示について、意見聴取もしてもらいたい。 県庁内では、三重県文化振興行政連絡会議を設置して、新博物館のあり方の調整をしています。ご意見にあります資料展示についても、今後、この会議で情報交換するなど各分野の意向をお聞きすることになると考えています。(県回答) 松阪
 【審議会委員に関して】                      
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18 審議会委員に自然系の委員がはいっていない理由 文化審議会では、博物館の基本的な性格について審議をしていただいており、自然系と人文系を総合的に考えていただく方々にお願いしています。「総合博物館」を目指すとしていますので、今後、委員のメンバーはその理念を実現できるよう、自然系の分野を含め幅広い分野から、選考したいと思います。(県回答) 鈴鹿
 【新博物館の建設(展示等)等に関して】          
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19 博物館の収蔵品に関する基礎的な調査、整理が必要である。 博物館の整備の大きな理由の一つは、現博物館が所蔵する28万点の資料を安全かつ効率的に保存できる収蔵環境を確保することです。これらの収蔵資料を、県民にお見せするためにも、当然、資料の調査整理を行う必要があると考えています。  鈴鹿
20 基本テーマをもつことが、必要である。 県民の皆様が三重県への愛着と誇りを育むとともに、県外からも三重県の魅力が評価されるような三重県のアイデンティティ(独自性・個性)を明らかにするため、明確なテーマを持つ「総合博物館」を目指す必要があると考えています。 鈴鹿
21 全体的な来年度以降のスケジュールを明確にしてほしい。

今年度の文化審議会の最終報告では、県において来年度以降のスケジュールを明確にするよう要望していきたい思います。

鈴鹿
22 ハコモノ行政が批判されるなかであっても、20数万点を入れる収蔵庫が必要であり、借金しても作るべきである。 厳しい県の財政状況ですが、現県立博物館の館蔵資料を安全かつ効率的に保存できる収蔵環境を確保することが緊急的な課題と考え、審議会でも検討しているところです。 鈴鹿
23 建築に関して。金沢の21世紀美術館は、まわりにアサガオが一面に植えてあり見栄えがいい。(三重の場合も)コンクリート打ちっぱなしでもいいくらい、最低限必要なものを建てればいいと思う。 ご意見については、今後、県が具体的な検討を行うの際に参考にしてもらいたいと思います。 鈴鹿
24 資料3「博物館に関する基本的な考え方」の内容はすばらしいが、全体として実現できるのか。 今後は、こうした内容の実現に向けて、検討を進める中で、力を入れる点を明確にしていく必要があると考えて言えます。 鈴鹿
25 研究活動を発表したいという場、またそれを受けたい、知りたいという県民の方々の「県民の教室」としたら、開けた博物館となるのではないか。 県民に広く開かれた博物館として、県民の皆様の参画を得ながら活動を展開していく博物館を目指しており、いただいたご意見を今後の審議の参考とさせていただきます。 松阪
26 移動展示のように、ここへいらっしゃいではなく、ここに来ましたのでご覧くださいというのも大切である。 館内活動だけではなく、県内全域をフィールドとした活動を展開していくことが必要であり、県民の皆様とともに調査活動や館外展示などを行う博物館を目指すべきと考えます。 松阪
27 一度つくれば、50年は使う。他にないいいものを作ってもらいたい。 ご意見を今後の審議の参考とさせていただきます。 松阪
 【博物館整備の予算に対する質問】         
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28 新しい場所につくられるとのことだが、予算がどれぐらいかかるのか。 建物の規模や収蔵設備の大きさ等、施設の仕様が決まってきて、建設費が明確になります。予算の厳しい時期ですので、できる限り効率的・効果的な方法を検討するとともに、建設費が決まれば、県民の皆様にきちんとご説明するよう県に注文したいと思います。 松阪
 【立地場所に関して】         
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29 他の博物館と連携して、遠くに住んでいる人も利用しやすい博物館とすべきである。 審議会でも重要な課題の一つとして検討しています。仮に県中央部に博物館をつくることになった場合には、尾鷲や熊野の子どもたちに来てもらう機会を確保する必要がありますし、市町の施設とネットワークをつくり、情報発信や企画面で連携していくことが大事であると考えています。 松阪
 【新博物館の性格や役割】         
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30 もしつくるとすれば、三重の特性を活かした他の県にないユニークな博物館を作るべき。 三重県の特性は、自然と歴史・文化に恵まれた多様な地域性にあるので、自然と歴史・文化を扱う総合博物館として、県民が三重県を誇りに思い、愛着がもてる、県外からも三重県の魅力が評価されるような三重県のアイデンティティ(独自性・個性)を明確にする博物館を検討していきます。 松阪
31 県民には総合文化センターや生涯学習センターと重なるような部分については理解されないと思うので、そこにはない特色をもったものにしてもらいたい。 図書館や生涯学習センターなどの他の文化振興拠点との連携を強化する中で、役割分担を明確にし、県立博物館としての特色や専門性を高めていく必要があると思います。 松阪
32 県立博物館のサポートスタッフとして移動展示の展示案内のお手伝いをした時、ミエゾウの展示をみて子ども達の目つきが違った。今の高校生も話しかけると興味を持ってくれる。こうした子どもの教育や、子どもを育てるために歴史文化を後世に残すことに博物館の機能、役割がある。 審議会でも、三重県の未来を担う子どもたちが、三重県への理解を深め、将来への夢や希望を持ち、未来を切り開けるような環境づくりを効果的に進められる場として博物館が大きな役割を担う必要があると認識しています。 松阪
33 連携、コラボレーションについても整理してかかれているので、今までの点と線から面的な博物館になると期待している。 今後、図書館・美術館・市町の施設などの拠点や学校,大学などとの連携により、県立博物館の活用を充実させることが大事であると考えています。 松阪
 【資料収集について】         
34 鉱物収集を例にとると、収集者が亡くなって収集した資料が散逸してしまう恐れがある。地域の学校や郷土に埋もれている資料を収集、データーベース化していただける博物館としてもらいたい。 三重の自然と歴史・文化の資産が失われないよう、全県的な見地から、県立博物館としての資料の収集・収蔵の方針を定めて地元保存主義を原則とした収集・収蔵活動を行うとともに、データベースを構築し、県内の資料収蔵ネットワークを整備することが必要と考えています。 松阪
35 収集していた資料についても、その人が亡くなると散逸する。いかに保持・保全するかというシステムを入れてもらいたい。 松阪
36 最近の若い人は、自分の地域の字の名前も知らない。「大字総図」の縮小版を県で作って博物館で備えてもらいたい。里山保全にも役立つと思う。 地域に伝えられた歴史・文化資料として、今後、県が具体的な検討を進めていく際に参考にしてもらいたいと思います。 松阪
37 区有文書について、散逸しないよう目録だけでも県(博物館)でつくってもらいたい。 松阪
 【新博物館のネットワーク機能に関して】   
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38 四日市、桑名、松阪といった各市町の博物館があり、県の博物館はネットワークを充実させる役割がある。 県内の博物館がそれぞれの独自性とその魅力を発揮し、それらの総体が「みえの博物館」として機能するため、県立博物館は、これらの施設を有機的に結びつけるネットワークの中核的施設となる必要があると考えています。 松阪
 【学芸員に関して】             
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39 (新博物館整備にあたり)これから学芸員の選考をされる場合には、専門性の視点だけでなく、若い人、子どもの教育の視点から指導者としてすばらしい方をお願いしたい。 県立博物館の活動を担う学芸員については、専門的な能力だけではなく、県民参画型の博物館を運営し、市町、民間の博物館施設との連携や、学校、他の文化振興拠点との連携に必要なコーディネート能力も併せ持った人材の確保・育成が必要と考えています。 鈴鹿
40 学芸員は、開かれた博物館としてふさわしい利用者へのサービス精神旺盛な人を育てていただきたい。 鈴鹿
41 マトリックス(たて糸よこ糸)は、機能のことであり、どういう人を集めてくるかによって違ってくる。ぜひ、動かす人のことを考えて、アウトリーチして他者と手をつないでいく学芸員などの人が必要。機能させる人の手配に注力してほしい。 鈴鹿
42 学芸員を育てる話があったが、館長がコーディネート役となることが必要であり、新博物館に際しても、博物館長候補を早く決めるべき。 今後の検討となりますが、新博物館の整備計画と併せて、館長をはじめ博物館のスタッフの確保を計画的に進めていく必要があると思っています。 鈴鹿
 【公文書館に関して】    
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43 古文書、公文書館機能を含めるとあるが、博物館と公文書館は性格が異なる。特に、公文書館は、閲覧が自由なのに対し、博物館では、閲覧が制限されるので、公文書館は独立して整備していただきたい。 三重県の自然と歴史・文化の資産を、より幅広く活用できるようにするためには、資料の閲覧・レファレンス機能も博物館に必要と考えます。これと関連して、公文書館が対象とする古文書・公文書、古絵図等の資料もまた、歴史資料という点で博物館の歴史資料と共通する性格のものです。このようなことから、「新しい博物館にあり方」の中で、併せて検討しています。 鈴鹿
 【現博物館に関して】                         
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44 全く新しい博物館となるのか、リニューアルか。現博物館は昭和の遺産であるので、現博物館の外観だけでも残すように工夫してもらえないか。 現博物館の展示室は閉鎖されましたが、建物を残す、残さないという検討は未だ先のことになると思います。なお、 現博物館の用地は、風致地区で、今の場所で大規模な増築をすることは困難と思われます。 松阪
 【その他】              
45 最近、ヘビ、クモなどが害のある生き物として嫌がられることがあるが、きちんと自然と人との共存ということを教育として教えていただきたい。 県立博物館では、三重県の自然と歴史・文化の資産をより幅広く活用できるよう資料の閲覧やレファレンス機能も必要と考えています。こうした機能を利用していただくことで、自然と人との共生ということについても学ぶことができるのではないかと考えています。 鈴鹿
46 コンテンツ産業に関して、三重で取組がされていないようなので、やってもらいたい。管轄は? コンテンツ産業の振興ということでは、農水商工部産業支援室となりますので、ご要望のあったことについては、お伝えさせていただきます。(県回答) 鈴鹿

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