2013年12月6日

181次調査の概要

 

 第181次調査区は、平安時代・斎宮の方格地割の北側に隣接し、方格地割の北辺道路の北側溝および方格地割外側の実態解明を目的に調査を行いました。
 調査期間は平成25年7月23日〜12月6日までで、269.6平方メートルを調査しました。調査の結果、奈良時代の竪穴住居2棟、平安時代の掘立柱建物1棟、平安時代から室町時代の溝などを確認しました。
 このうち、調査区南端を斜行する溝4は、方格地割北側溝を踏襲する溝と考えられます。また、方格地割外でも地割と同じ方位をとる平安時代の建物や、鎌倉時代以降の溝も見られることから、方格地割が周辺地域にも長く影響を与えていたことも判明しました。
 今年度の計画調査はこれで終了となりますが、来年度も引き続き斎宮跡の調査を進めていきますので、どうぞご期待ください。

181次調査平面図 181次調査全景写真
181次調査平面図 181次調査全景写真

調査風景

調査風景

新名 強

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