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2011年6月2日

斎宮跡172次発掘調査ニュース

発掘調査を開始しました!

斎宮跡第172次調査を開始しました。今回の調査地は、平安時代斎宮の中枢部と考えられている御館(みたち)区画の南西部にあたります。昨年度まで調査を行い、庇(ひさし)を持つ格式の高い建物など多数の建物を確認した柳原(やなぎはら)区画の西隣に位置します。御館区画の過去の発掘調査では平安時代の建物が多数見つかっており、今回の調査でも多くの建物が確認されるのでは、と期待しています。
 発掘調査は、5月10日から開始しました。途中雨などがありましたが、木の伐根や表土・耕作土などの掘削が終わり、地面をきれいに削り始めたところです。地面の黒くなっているところからは土器が出土しており、建物跡や土器が捨てられた穴の跡などが見つかってくると思われます。
調査はいつきのみや歴史体験館のすぐ東で行っています。発掘調査現場は平日公開していますので、お近くにお越しの際は、のぼりを目印にぜひお立ち寄りください。

172次発掘調査区遠景(「斎宮歴史博物館」ののぼりが目印です。)

172次発掘調査区遠景(「斎宮歴史博物館」ののぼりが目印です。)

発掘調査の様子(地面の黒くなっているところが昔の生活の跡(遺構)です。)

発掘調査の様子(地面の黒くなっているところが昔の生活の跡(遺構)です。)

(M)

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