2010年6月18日
斎宮跡第１６７次発掘調査ニュース
発掘体験ウィークを開催しました。
６月１４日(月)から１８日(金)にかけて、発掘体験ウィークを開催しました。これは、一般の方にも、斎宮跡の発掘を体験してもらおうと２年前から始めたもので、今回で５回目を迎えます。１日３名程度を募集し、１３名の方から応募がありました。
発掘体験では、まず斎宮跡の概略や発掘調査の方法などを説明した後に、実際に発掘調査を行ってもらいました。調査は建物の柱穴や土器などを廃棄した穴などの遺構を掘削しました。参加者は、ベテランの作業員さんの指導を受けながら、小さなスコップで少しずつ掘っていき、平安時代の土器が出てくると歓声を上げていました。
今回は梅雨時期ということもあって、雨天で順延したり、室内作業に振り替えてもらったり、時には突然の雨で急遽テントを建てて体験発掘を行ったりと、参加者の方には様々なご苦労をお掛けしましたが、なんとか皆様に実際の発掘を体験したり、土器に触れて頂けました。発掘体験ウィークを通じて、さらに斎宮跡や考古学に興味を持ってもらえればと思います。
また、８月４日(水)・５日(木)には子ども体験発掘を、８月上〜中旬頃には２回目の発掘体験ウィークを予定しておりますので、興味の御座います方は、是非応募して下さい。
最初に遺跡の概略や発掘調査の方法を説明します。
スコップで少しずつ慎重に掘っていきます。
何か土器が出土してきました。大物か？
最終日は突然の雨があり、急遽テントを建てて体験発掘を行いました。
(S)
