斎宮歴史博物館情報データベース

第83次発掘情報 

調査年 1989年
調査地 西加座
調査面積 1,400平方メートル
調査概要 平安時代を中心に掘立柱建物31棟、掘立柱塀2、土坑22、溝24、井戸1基を確認。このうち平安初期の雨落ち溝を伴う大型の掘立柱建物SB5780とSB5820は、L字形配置を示し、SB5780の南側に目隠し塀を建て、周囲全体を掘立柱塀で取り囲むなど、周囲と隔絶した環境を呈することから「神殿」地区ではないかと想定された。また調査区南部で東西方向の区画道路側溝を確認した。多量の土器が出土した井戸SE5850からは、「目代」、「少允殿」、「厨」といった資料的価値の高い墨書土器が12点出土した。
調査概報
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