斎宮歴史博物館情報データベース

第87次発掘情報 

調査年 1990年
調査地 塚山
調査面積 1,500平方メートル
調査概要 奈良時代の掘立柱建物12・竪穴住居11・土坑、平安後期~末期の掘立柱建物12・土坑、鎌倉時代以降の掘立柱建物11・土坑・溝・井戸などを確認した。中でも方格地割外周の南北溝が、上園と塚山の字界をなす現道に沿って走ることが確認されたことは特筆される。また、鎌倉時代以降の総柱建物群と周囲を区画する溝の確認は、民家の屋敷地を想定させるものであり、廃絶期の斎宮を知るうえで貴重な成果を得た。特殊遺物に墨書土器9(山茶碗)、ミニチュア土器3、輸入陶磁器片61、石硯1、陶硯1、石鍋2、鉄斧1などがある。
調査概報
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