平成23年度特別展 後醍醐-最後の斎王とその父-
元弘3年(1333)、後醍醐天皇はついに鎌倉幕府を倒し、朝廷の権威を回復すべく建武政権を樹立します。 この時、斎王に定められたのが後醍醐天皇の皇女・祥子(さちこ)内親王でした。しかし後醍醐天皇の理想と現実の社会が求めるものとの落差は激しく、頻発する反乱により建武政権は短期間で崩壊します。建武政権以後は、斎王が定められることは二度となく、祥子内親王は最後の斎王となりました。
ここに飛鳥時代以来約660年続いた伊勢斎宮は、ついに終焉をむかえることとなったのです。
この特別展は、激動する後醍醐天皇の時代を、終末期の斎王や伊勢斎宮の姿もまじえて紹介します。
概要
会期 | 平成23年10月8日(土曜)から11月13日(日曜)まで |
会場 | 斎宮歴史博物館(三重県多気郡明和町竹川503) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
会期中の休館日 | 10月11日(火曜)、17日(月曜)、24日(月曜)、31日(月曜)、11月4日(金曜)、11月7日(月曜) |
観覧料金 |
個人:一般300円、 高校・大学生200円、 小・中学生100円 |
交通 | 近鉄山田線斎宮駅から徒歩約15分、伊勢自動車道玉城ICから車で約20分 詳細はこちら |
主催 | 斎宮歴史博物館 |
後援 | 朝日新聞社、伊勢新聞社、産経新聞社、中日新聞社、毎日新聞社、夕刊三重新聞社、読売新聞社、NHK津放送局、中部日本放送、三重テレビ放送、メ~テレ、三重エフエム放送 |
助成 | 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
案内チラシ PDF(828KB) | |
展覧会図録の販売についてはこちらをごらんください。 |
関連事業
【記念講演会】 第1回 「後醍醐天皇と斎宮・伊勢神宮」 (終了しました) |
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日時 | 平成23年10月23日(日曜) 午後1時30分から午後3時30分まで |
会場 | 斎宮歴史博物館 講堂 |
講師 |
名古屋大学大学院文学研究科教授 稲葉伸道 氏 |
定員 | 125名 ※応募者多数の場合は、抽選となります。 |
参加 |
無料、 往復ハガキかEメールに、住所・氏名・電話番号を明記して、下記の問い合わせ先まで申込み(1人1通まで)。
募集期間:平成23年9月22日(木曜)から10月6日(木曜)まで 締切日当日必着 ※募集期間外での申込みはお断りします。 |
第2回 「『太平記』に見る後醍醐天皇と足利尊氏」 (終了しました) | |
日時 | 平成23年11月5日(土曜) 午後1時30分から午後3時30分まで |
会場 | 斎宮歴史博物館 講堂 |
講師 | 中京大学名誉教授
長谷川端 氏 |
定員 | 125名 ※応募者多数の場合は、抽選となります。 |
参加 |
無料、 往復ハガキかEメールに、住所・氏名・電話番号を明記して、下記の問い合わせ先まで申込み(1人1通まで)。
募集期間:平成23年10月8日(土曜)から10月22日(土曜)まで 締切日当日必着 ※募集期間外での申込みはお断りします。 |
【展示説明会】 本展を企画した学芸員が、展示資料について解説を行います。 (終了しました) |
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日時 | 平成23年10月9日(日曜) ・ 11月6日(日曜) いずれも午後1時から午後2時まで |
参加 | 事前の申込みは不要ですが、観覧料が必要です。 |
主な出展品
後醍醐天皇画像 廬山寺蔵 |
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騎馬武者像【重文】 京都国立博物館蔵 |
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四天王寺縁起(後醍醐天皇宸翰本)【国宝】 四天王寺蔵 [展示期間 10月23日(日曜)から11月5日(土曜)まで] |
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湊川合戦図屏風(部分) 個人蔵 |
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太平記絵詞 国立歴史民俗博物館蔵 |
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後醍醐天皇綸旨(東寺百合文書)【国宝】 京都府立総合資料館蔵 |
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彩絵檜扇(阿須賀古神宝類)【国宝】 京都国立博物館蔵 |
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顕広王記【重文】 国立歴史民俗博物館蔵 |
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兵範記【重文】 京都大学付属図書館蔵 |
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吾妻鑑【重文】 国立公文書館蔵 |
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後醍醐天皇宸翰消息【重文】 京都国立博物館蔵 |
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花園天皇宸翰消息【重文】 京都国立博物館蔵 |
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玉葉 宮内庁書陵部蔵 |
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太平記 元和四年写 中京大学図書館蔵 |
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太平記絵巻 個人蔵 |
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笠置寺縁起絵巻 笠置寺蔵 |
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太平記合戦図屏風 個人蔵 |