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阿山郡図書館(阿山郡上野町丸ノ内)


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 明治38年(1905)1月8日、阿山郡教育会附属図書館が開館した。三重県で最初の図書館の設立であった。場所は阿山郡上野町丸ノ内(現上野市)の旧藩校崇広堂の一部で、開館当時、3,047部、1万1,689冊の図書と新聞5種、雑誌8種が備えられ、閲覧と貸し出しを行った。その後、39年に阿山郡立図書館と改称され(『三重県案内』)、大正11年(1922)には阿山教育会の経営となった。さらに、昭和2年(1927)上野図書館、12年上野町立図書館、16年上野市立図書館とその名称を変え、58年まで使用された(『三重県教育史』第1巻)。なお、崇広堂は現在、史跡として保存整備が行われている。

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