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的矢港(志摩郡的矢村的矢)


写真


 的矢湾は志摩半島の東端中央部に深く湾入し、菅崎・安乗崎が相対して湾口をおさえ、湾内はおだやかである。さらに、的矢港(現磯部町)は前面に渡鹿野島があって、一層波静かである。『三重県案内』では、写真のように帆柱が林立する風景は「最も愛すへし」とする一方、「外洋航行の船舶は時々停泊するのみならす、一朝風伯の怒に逢うや此に難を避くるを常とす」と記しており、天候の悪いときは的矢港に多くの船舶が避難した。ちなみに、明治42年(1909)の的矢港への「避難船出入数」は3,674艘・235,260トンで、総トン数では県内の港で最大である。すなわち、トン数の大きい汽船が多く避難したということで、196艘もあり、二番目に多い安乗港の80艘をはるかに超えた(『明治43年三重県統計書』)。

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