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三重紡績株式会社(四日市市浜町)※


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 明治期の三重県における近代工業の代表。明治新政府の紡績奨励に応じた「十基紡」の一つ、三重紡績所の経営に行き詰まった伊藤伝七は、「実業王」渋沢栄一らの援助を受けて明治19年(1886)7月に新会社の三重紡績株式会社を創立した。21年に四日市浜町に本社・工場がほぼ完工し、本格的な操業が開始された。業務成績が上がると、各地の紡績会社との合併も進み、大正3年(1914)6月には大阪紡績株式会社と合併して東洋紡績株式会社となり、しばらくここに本社が置かれた(『東洋紡績七十年史』等)。

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