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旧師職取調書類


 戦国時代から江戸時代には、多くの人々が伊勢神宮に参詣しました。彼ら参宮者と師檀関係を結んでいたのが、「御師」とも呼ばれた内宮・外宮の師職達でした。御師は伊勢暦などのお土産を持って檀家を回り、お札を配って御初穂を集めました。また檀家は、参宮の際には師檀関係にある御師邸に宿泊し、伊勢巡りをしました。こうした御師邸が、近世の前期に、外宮のお膝元の山田だけで400軒ほどもありました。しかし、明治4年(1871)、政府による神宮改革に伴い、師職制度が廃止となりました。この資料は、旧師職の救済策をとる前提として行われた調査資料で、廃止前の師職の実態を知る貴重なものです。

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