トップページ  > 明治時代の三重の物産 > 産地名ブランド

物産へのこだわり

産地名ブランド


現在、松阪牛や的矢かきなど、産地名を付けてほかとの差別化を図り、ブランド化された物産があることは御存知でしょう。
明治時代に数多く行われた博覧会の出品物を見てみると、このようなブランド物産は、別表のように当時から多くあったことがわかります。
これらの物産に共通して言えることは、生産者の「質」への探求心、特に「素材へのこだわり」です。例えば、第二回内国勧業博覧会に山田岩淵町の西村孫太郎が出品した伊勢傘(番傘)は、骨の部分は度会郡大倉村(現伊勢市)産の竹、山田宮川町・下中之郷町(同)製の轆轤(ろくろ)、岐阜県産の和紙、糊を作る柿渋は度会郡棚橋村(現度会町)産、蕨粉は長野県産と、各地から良材を取り寄せていました。

表
 
 

▲写真をクリックすると拡大した画像を表示します。

トップページへ戻る このページの先頭へ戻る