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菰野道・街道の昔々

第1話

蟹池と智積用水

鈴鹿山系に源を発する三滝川と金渓川が合流する辺りは中世の頃、智積七郷と呼ばれた農村地帯でした。 その一郷であった森(現在の菰野町神森)に、蟹池と呼ばれる小さな湧水池があります。周りを水田に囲まれたこの池は鈴鹿山系に降った雨が伏流水となって湧き出ているもので、 日本名水100選の一つである智積用水の水源となっています。智積用水は、智積の水田をかんがいするほか、米をとぎ、 野菜を洗う生活用水としても活用されたきれいな水で、村中総出で水路が掃除されるなど、江戸時代から大切に守られてきました。 かつては、用水を利用した水車も大小いくつもあり、牧歌的な田園風景が広がっていました。
蟹池と智積用水

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