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みえの文化団体詳細

地域 北勢地域
団体名 佐佐木信綱顕彰会

佐佐木信綱記念館
佐佐木信綱記念館

プロフィール  佐佐木信綱は、明治5年に現鈴鹿市石薬師町において歌人として国学者として活躍していた佐々木弘綱の長男として生まれました。5歳で「万葉集」や西行の「山家集」の歌を暗唱し、6歳で初めて短歌を作りました。
 以降短歌集など多くの刊行に取り組みながら「万葉集」の研究と普及に尽力しました。
 その功績が認められ昭和12年に第1回文化勲章を受章しました。「夏は来ぬ」「すずめ雀」などが信綱の作詞として有名です。
 1908年(明治41年)父弘綱の顕彰記念碑が石薬師町に建立され、以降その顕彰が行われていました。
 昭和38年に信綱が逝去した後、その顕彰は「佐佐木信綱顕彰会」に引き継がれています。
記事  佐佐木信綱顕彰会は、鈴鹿市の「佐佐木信綱記念館」に事務局を置き、短歌の普及など多彩な顕彰活動を通じた文化振興を行っています。
 毎年11月に開催している「顕彰歌会」への短歌の募集には、全国から応募があり、現在は1万首を超えています。これをスタッフがパソコン入力してまとめ、歌集の発行や、入選作品の展示を行っています。毎年11月に鈴鹿市内外の講師による講演会を行うほか、学校での短歌づくりの指導も行っています。学校での指導では、子ども一人ひとりと語らいながら、子どもが描く風景や暮らしにある想いを素直に表現できる言葉を引き出せるよう的確にコメントし、子どもたちが「短歌づくり」を楽しめるよう工夫しています。
 また、短歌以外にも「信綱かるた」、信綱や弘綱に関する紙芝居を作っています。「信綱かるた」は1万首を超える信綱の短歌のうちから50首を選び、2000セットを手作りしたもので、学校や老人会など年間60回以上の「信綱かるた」を使ったかるた会を開いています。紙芝居では信綱紙芝居「春風になろう」、弘綱紙芝居「佐々木弘綱出伝」を作り、ボランティアが市内外の学校などで上演しています。
 ほかにも、信綱にちなみ文化的雰囲気が漂う街づくりを目指した活動を行っています。平成17年度には、東海道石薬師宿の街道沿いに「信綱かるた道」をつくり、1.8kmの間に50の歌額を飾りました。平成21年度には、石薬師町鞠が野地区に白い卯ノ花が咲き誇る「うのはな街道」がつくり、歌碑も整備しました。
 平成26年度には、鈴鹿市から「佐佐木信綱記念館」の管理運営を委託されています。この記念館は、資料館のほか信綱の生家や石薬師文庫から構成されており、それらの清掃や管理もボランティアが交代で行っています。また、唱歌「夏は来ぬ」に関わる花「卯の花」の挿し木を子ども会や女性学級の協力で行い、ボランティアが交代で水やりを行っています。
小学校短歌づくり指導
小学校短歌づくり指導
信綱かるた道(東海道石薬師宿)
信綱かるた道(東海道石薬師宿)
問い合わせ先 佐佐木信綱記念館内 佐佐木信綱顕彰会
〒513−0012 鈴鹿市石薬師町1707−3
059−374−3140
e-mail nobu63karuta@mecha.ne.jp
ホームページ 佐佐木信綱顕彰会公式サイト
取材機関 鈴鹿地域防災総合事務所
登録日 平成27年8月11日

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