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みえの文化団体詳細

地域 東紀州地域
団体名 御浜町文化協会

つつみあれいさんの絵本と文化協会会長、副会長
つつみあれいさんの絵本と文化協会会長、副会長

プロフィール 昭和60年設立
会員数 約500名
サークル団体数 29
会長 渡辺 芳遠(わたなべ ほうおん)さん
記事  御浜町文化協会には、研修部会と芸能部会、芸術部会、編集委員会があります。
 研修部会では主として歴史、文化財めぐりを中心とした研修旅行と月に1回時事を反映した話題を盛り込んだ会長講話を行っています。
 芸能部会には大正琴、日本舞踊、フラダンス、コーラスなどがあり、芸術部会には絵画、書道、アートフラワーなどがあります。
 編集委員会では文化協会機関紙『文協だより』を作成しており、年3回程度発行しています。
 文化というのは、cultureといいますが、cultureという単語には土地を耕すという意味もあります。文化によって人の心を耕す、豊かにするというのが文化の主旨なのです。 
 町民の文化的な面を掘り起こしたいと思っているのですが、今は国、県、市町どこでも文化の予算は少ないです。みんなもっと人間としての在り方、文化のことを考えて欲しい、歴史の流れを考えて欲しいと思っています。
 歴史をずっと見ていくと、まだまだ今の社会では足らないところ、自分たちには足らないところがいっぱいあるということが分かるのですが、その不足しているところを補う仕事をするのが文化協会だという気持ちでいます。
 御浜町文化協会の特徴として、文化協会会長自らが行う会長講話があります。自分以外の人は自分の思う通りには動いてくれません。人間は一人ひとり自分の世界を持っており、それを基準に行動しています。それらの人々が複雑に絡みあって、怒り、苦しみ、悩み、嫉み、悲しみ、喜び、楽しみ合っているのが、この世の中です。そして少しでも良い世の中、暮らしやすい世の中にしたいと誰しもが願っています。
 そこで、この世の中の諸現象の中から、例えば、「東日本大震災からの学び」「沖縄あれこれ」「私にとっての熊野古道」「般若心経と現在」というふうに毎月一つテーマを選んで考えてみてはどうかという意見が出て、会長講話を開くことにしました。御浜町の町民の文化的なものを掘り起こしたい、色んなことを考えられるような町民になって欲しいという思いがあり、会長講話を始めたのです。講話を聞いていただいた方に、このことについてはどう考えていったらいいんだろうかとか、自分はどう行動していったらいいのだろうかということを一人一人が考えられるようになる手助けができたらと思っています。
 現在、御浜町文化協会の会員数は減少しています。町民が高齢化して御浜町に残る若い人の数も少ないので、総数が減ってしまうのです。若い人たちも文化に関心を持って、気軽に文化活動に参加できるようになれば、住みよい町になるのではないかと思います。住みよい町になれば若い人たちの数も増えるでしょう。文化を媒介として地域コミュニティの崩壊を止めることが出来るのではないかと思っています。
 今後の抱負としては、若い世代の会員数を増やしたいことと、皆がして欲しいと思う内容を聞いて、それに応えるような活動をしていきたい。広報をもっと充実させていきたい。心豊かな活力ある町民生活に寄与していきたいと考えています。文化生活を誰もが等しく楽しめるような社会になることを願っています。
会長講話
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文化協会研修旅行
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登録日 平成24年8月1日

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