みえの文化団体詳細
地域 | 北勢地域 |
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団体名 | 大安寿太鼓(だいあんことぶきだいこ)
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プロフィール | 平成4年4月 大安町(現いなべ市)で発足 団員数25名。(男性:10名 女性:15名) 年齢層は20歳代から60歳代。 いなべ市和太鼓協会に加入 いなべ市をはじめ各地域のイベントで演奏。海外公演(オーストラリア)、県外での演奏、大安寺(奈良)での奉納演奏なども経験。 |
記事 |
◆ 大安寿太鼓について 私たちの住む町を愛し、誇りの持てる町にするために、市民が参加して新しい文化を創り、それが伝統芸能として次世代に継承されて欲しいとの想いで、「大安寿太鼓」が発足しました。 発足時メンバーは26名でしたが、ほとんどのメンバーは太鼓をたたいた経験とか獅子舞とかの経験はなく、練習を始めたときは形になるのかと本当に心配しました。 最初は、東京を拠点に活動している民族歌舞団「荒馬座」の指導を受けました。同時に、荒馬座に大安町を始め北勢地区の民俗芸能を取材していただき、太鼓を中心とする創作曲を新たに作調していただきました。 この創作曲は、この地域の棟上げや披露宴などのおひらきには必ず唄われたという北勢伊勢音頭の心意気を通わせた三曲から構成されています。壱の曲「若囃子舞(ワカハヤシマイ)」、弐の曲「獅子(シシ)」、参の曲「寿翔(ジュシュウ)」で構成され、太鼓の他、笛、鉦、獅子舞が含まれ、全体にお囃子調の明るく楽しい曲になっています。 演奏会では、毎回、この三曲の創作曲を中心に演奏を行なっています。 ◆ 活動内容 練習は週一回、水曜日の夜(7:30〜9:30)いなべ市の中央公民館のホールで行なっています。創作曲、三曲を中心に練習していますが、他の太鼓の曲も練習しています。 演奏会は依頼演奏がほとんどですが、年間10回程度行なっています。毎年、定期的な演奏会として、8月の八幡祭(阿下喜の八幡神社の例祭)、1月2日の御在所サービスエリアでの演奏があります。その他、市内外のお祭、保育園、老人ホームなどでの演奏会があります。 平成14年には10周年記念演奏会として自主演奏会を開催しました。このときは荒馬座を始め、福島県、埼玉県、長野県などの太鼓グループに特別出演をしていただきました。 現在では、子ども太鼓の指導も行なっています。 ◆太鼓への思い 「太鼓に励まされた」「太鼓は生活の一部」など太鼓に対するメンバーの思いはいろいろです。やってきて苦しいときもありましたが、やはり、継続することが大切です。 太鼓は何年経験しても完成したと感じられない、奥の深いものだと思っています。太鼓はリズム、強弱が中心で、演奏者の心が一つになるのが望ましいのですが、そのためには練習量だけでなく、お互いの意志の疎通が必要だと思っています。 太鼓をやってきてよかったと思ったのは、演奏会が終わって、お客さんの表情がよかったり、「演奏よかったよ」「感動したよ」などの言葉をいただいたときです。また、太鼓仲間から呼ばれたり、呼んだりして一緒に演奏した際に、仲間といろいろな話しが出来たことは楽しい思い出です。いろいろな人との出会いはよい経験でした。 ◆今後の活動 新しいメンバーにもっと入って欲しいと思っています。太鼓などの技術はもちろん、想いも新しい人に継承していきたいと思っています。 2年先には創立20周年を迎えることになるのでイベントを計画しようと検討しています。今後、それに向けてさらに活動の幅を広げていきたいと思います。 練習風景 参の曲「寿翔」 練習風景 弐の曲「獅子」 |
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登録日 | 平成22年9月1日 |