木造十一面観音立像
もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
指定区分 |
国 |
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指定種別 |
重要文化財(彫刻) |
指定・登録日 |
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市町 |
多気町 |
所在地 |
多気郡多気町長谷 |
所有者 |
宗教法人 近長谷寺 |
員数 |
1躯 |
構造 |
- |
年代 |
平安時代(後期) |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
像高約660㎝、檜材、寄木造。全国でも屈指の巨大な平安仏である。左手に蓮華を挿した水瓶を、右手には念珠と錫杖を持って直立する。錫杖を持つ十一面観音像はやや特殊なもので、奈良県長谷寺の十一面観音立像を基本に作成されたものと考えられ、「長谷式」と呼ばれている。現在の顔には、江戸時代に紀州藩による寄進・修理の際に彩色が施され、厳しい顔になっているが、近年の写真測量により、元は平安時代後期に特徴的な円満な顔立ちであることが確認された。「近長谷寺資材帳」(国指定重要文化財)に書かれている本尊とこの仏像は異なっているようにも読み取れることから、本像は何らかの事情により、再興された可能性も考えられる。 三重県下における屈指の巨大平安仏として、県を代表する文化財といえる。 |
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