木造阿弥陀如来立像(本堂安置)

もくぞうあみだにょらいりゅうぞう(ほんどうあんち)


木造阿弥陀如来立像(本堂安置)

指定区分

指定種別

重要文化財(彫刻)

指定・登録日

市町

亀山市

所在地

亀山市野村町

所有者

慈恩寺

員数

1躯

構造

-

年代

平安時代(前期)
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関連資料

概要

 像高163㎝、檜材、一木造。彫眼、漆箔。白毫は水晶を入れる。右手は前に曲げ、左手は下に伸ばし印を結ぶ。袈裟は左肩からかかる。胸、腹、大腿部の肉付は厚く力強く、やや反り身に直立する。県下における9世紀初めの代表作である。
 もとは忍山神宮寺の本尊薬師如来であったと考えられ、後世補修の際、両手首から先を阿弥陀印に変更したものと考えられている。また、現在の研究では阿弥陀の印相としても不自然ではないかという意見もある。
 神宮寺は、縁起によれば行基が神亀5(728)年に勅願によって創建し、薬師如来像を彫刻して安置したと伝える。

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