絹本著色釈迦三尊十六善神像
けんぽんちゃしょくしゃかさんぞんじゅうろくぜんしんぞう
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指定区分 |
県 |
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指定種別 |
有形文化財(絵画) |
指定・登録日 |
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市町 |
四日市市 |
所在地 |
四日市市日永 |
所有者 |
大聖院 |
員数 |
1幅 |
構造 |
- |
年代 |
鎌倉時代(中期) |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
縦111.7㎝、横55.7㎝、掛幅装。大般若経転読(だいはんにゃきょうてんどく)に際し、本尊として懸用(けよう、懸けて使う)される。獅子宝座(ししほうざ)上に座す釈迦如来を中心に、普賢・文殊菩薩を脇侍(きょうじ)として、周囲を十六善神(じゅうろくぜんじん)と玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)、深沙大将(じんじゃだいしょう)等の眷属(けんぞく)が取り囲む構図となっている。 釈迦像は丹の具で裏彩色を施したうえで表から金箔を押すなど、丁寧な仕事ぶりが目につく。おそらく奈良・京都などの、中央の絵仏師による制作と思われる。 裏彩色に見られる仕事ぶり、着衣(ちゃくえ)の盛り上げ文様の手際などから、制作時期は鎌倉時代中期(13世紀)と考えられる。表面の劣化はやや目立つが、鎌倉時代の本格的な仏教画の作風を伝えるものとして貴重である。仏教絵画として北勢地域屈指の古作でもある。 |
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