絹本着色松平定信像
けんぽんちゃくしょくまつだいらさだのぶぞう
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指定区分 |
県 |
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指定種別 |
有形文化財(絵画) |
指定・登録日 |
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市町 |
桑名市 |
所在地 |
桑名市吉之丸 |
所有者 |
鎮国守国神社 |
員数 |
1幅 |
構造 |
- |
年代 |
江戸時代(後期) |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
縦109㎝、横111.4㎝、掛幅装。中央やや下寄りに定信の着座姿を描く。折烏帽子をかぶり、狩衣と奴袴を着用し、小刀を佩用している。右上方に「撥乱反正 賞善而罰悪」と賛を書き、左上方に「天明七(1787)年歳次丁未夏六月源定信自写」と墨書し、それぞれの下に印を押している。 松平定信は奥州白河藩主で、後に幕府老中となり寛政の改革を実施したことで著名である。この肖像画は、定信が首席老中に推挙された天明7年6月に自ら描いて白河城に残し、儀礼に際して家臣に拝せしめたものである。松平家はその後に桑名へ転封となり、長く伝来したが、後に当社へ奉納された。なお、松平定信は22~23才頃、田安家の臣・山本又三郎に狩野派の絵を学んだという。 本図は、江戸幕府中期末の著名な政治家の肖像画として、また、当時としては珍しい自画像として、重要なものである。 |
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