絹本著色真源大沢禅師像

けんぽんちゃくしょく しんげんだいたくぜんしぞう


絹本著色真源大沢禅師像

指定区分

指定種別

有形文化財(絵画)

指定・登録日

市町

四日市市

所在地

四日市市安島1丁目 四日市市立博物館(寄託)

所有者

大樹寺

員数

1幅

構造

-

年代

室町時代(後期)
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関連資料

概要

 縦97.5㎝、横49.5㎝、掛幅装。盛装に威厳を正し、右手に払子を持ち、法被をかけ曲彔に坐した頂相である。絵具の剥落が多いが、肉身は肌色に朱の暈がかかる。法衣には薄墨の暈を加え、袈裟には牡丹唐草を配している。
 像主桃隠玄朔は、禅源大済禅師の教えを受け、宝徳年間に保々城主朝倉備前守の菩提寺として創建された大樹寺に迎えられた。享徳3(1454)年には寺を退き、すぐに寂したようである。のちに真源大澤禅師(『本朝高僧伝』では「禅源大澤」とある)の諡を受けている。像上に京都妙心寺第15世松岳宗繕による賛があり、寛正2(1461)年に描かれたものの写しであることがわかる。制作年代は室町後期と推定される。平成2年度に修理をした。

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