春日神社拝殿

かすがじんじゃはいでん


春日神社拝殿

指定区分

指定種別

有形文化財(建造物)

指定・登録日

市町

伊賀市

所在地

伊賀市川東613番地

所有者

春日神社

員数

1棟

構造

入母屋造正面軒唐破風付

年代

-
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関連資料

概要

 桁行7間、梁行3間の比較的大型の建物で、本来檜皮葺であったが、昭和56年に銅板葺に改められた。建立年次、沿革ともに明らかでないが、天正9(1581)年の天正伊賀の乱の時には焼失を免れたと伝えられている。この建物は後世の修理によって改変された箇所が少なくなく、特に柱は大半が江戸初期に取り替えられている。そのため元来は内部が数室に区劃されていたらしいが、その詳細を明らかにし難い。しかし、一部に面の大きな柱があって時代の古さを物語、当初材を比較的良く残す組織や虹梁の形式から見ても創建は15世紀中頃を下らぬものと考えられる。こうした大型の拝殿は全国的にも例が少なく、時代の古さは県内でも一、二を争うものであろう。後世改変の部分があるとは云え貴重な建築である。

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