三重県行政文書

みえけんぎょうせいぶんしょ


三重県行政文書

指定区分

指定種別

有形文化財(歴史資料)

指定・登録日

市町

津市

所在地

津市一身田上津部田3060番地 三重県総合博物館

所有者

三重県(三重県総合博物館)

員数

11,643点(三重県庁所蔵文書7,301点、絵図・地図類4,342点)

構造

-

年代

-
関係サイト
関連資料

概要

 三重県行政文書は、幕末から昭和32年にかけて地方行政運営の中で作成され、三重県庁に永く保存されてきた公文書や絵図・地図類からなる。明治期の公文書や絵図・地図類が揃っている例は、全国の都道府県でも数少ない。
 内訳は、昭和期のものが十数点、大正期のものは二百数十点と圧倒的に明治期のものによって占められている。中でも、現在の三重県が成立(明治9年)する前の度会府や旧県の文書・絵図類を引き続いたものが多く残されている点が特徴である。これらには、中央政府の布告類も含まれるものの、民政に関わる文書も多数あり、この時期の地方の実情を知る上で貴重である。また、三重県成立以降の文書は多様である。
 絵図・地図類には、国絵図や村絵図を始め、地籍図・河川・海岸・道路・境界図等と多様で、旧県から引き継いだものと、県成立後に作成されたものとに大別できる。絵図類は文書と関係が深く、両者を合わせて見ることによって理解が深まる。
 これらの文書・絵図類は、すでに各地方自治体史や旧三重県史・概説書・三重県史資料編の叙述に活用され、三重県近代史を語る上で必要不可欠なものである。とくに、地租改正反対一揆関係文書や全県下にわたる地籍地図は、全国的に著名なものになっている。

ページのトップへ戻る