唐冠形兜(含頬当)

とうかんなりかぶと


唐冠形兜(含頬当)

指定区分

指定種別

有形文化財(工芸品)

指定・登録日

市町

伊賀市

所在地

伊賀市上野丸之内

所有者

伊賀市

員数

1頭

構造

-

年代

戦国時代末期(桃山時代)
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関連資料

概要

 藤堂高虎が豊臣秀吉から拝領し、その後高虎から家老の藤堂玄蕃が受領したと伝えられている。その後は代々藤堂家に伝来し、昭和54年に藤堂明保氏から上野市に寄贈されたものである。兜鉢と平ら小札を紐でおどした兜は、いずれも錆下地黒漆塗りで、兜鉢の頂上部に木製錆下地黒漆塗りの巾子を装着する。
 戦国時代末期には、従来の黒兜や筋兜の形態と全く趣を異にした新形式の兜が流行し、戦陣での奇抜さを競うようになった。この兜も異形兜と呼称される変わり兜の典型的な例である。

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