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平成22年04月22日

三重の教育 - 三重県教育委員会ホームページ

三重県の代表的な天然記念物【動物】

紀州犬(国指定)

紀州犬の写真 明治時代以後、外国の犬が飼われるようになり、日本犬が次第に少なくなり、北海道犬・秋田犬・柴犬・甲斐犬・越の犬・土佐犬・紀州犬の7種類が国の天然記念物に指定されています。 紀州犬は紀伊半島でイノシシ、クマ、シカなどの狩猟犬として飼われてきました。太地犬、熊野犬、高野犬とも呼ばれました。体型は中型で、体高は雄で 49~55㎝、雌で46~52㎝ほどです。耳を立て、尾はくるりと巻いた巻尾が多いようです。毛色は白が多く、狩猟犬として、また伴侶犬として優秀な犬です。 三重県では天然記念物紀州犬の保存を図り、その繁殖を助長するため、年に一度、紀州犬登録審査会を開いて優良な紀州犬を台帳に登録しています。
(昭和9(1934)年5月1日 国指定)

ネコギギ(国指定)

ネコギギの写真 ネコギギは,体長10㎝程のナマズ目ギギ科の淡水魚です。伊勢湾および三河湾に流入する河川の中上流部にのみ生息する東海地方特有の魚類です。昼間は、大岩の下や淵にできたすき間に隠れていますが、夜はそこから泳ぎ出て、水生昆虫などを食べています。ネコギギは、河畔植生が豊かで瀬や淵が連続する水量の豊かな清流のシンボルとされていますが、最近このような環境が徐々に少なくなり、生息数が減少しています。環境省のレッドデータブックでも近い将来絶滅の危険性が高い種である絶滅危惧種ⅠB類とされています。
(昭和52(1977)年7月2日 国指定)

オオサンショウウオ(国指定)

オオサンショウウオの写真 オオサンショウウオは世界最大の両生類で、大きいものでは全長が1m以上になります。その形態が約3千万年前の化石とほとんど変わっていないことから「生きた化石」ともよばれています。三重県内では伊賀地方を中心に分布しており、全国的には、分布の東端に近い大きな生息地の一つです。オオサンショウウオは山地や水田、集落の間を流れる河川に生息し、大岩の下や岸辺植生の間にすみ、伏流水のある横穴などで繁殖します。カワムツやサワガニ、カエルなどを餌としています。最近、このような、隠れ家や餌の多い環境が少なくなってきており、オオサンショウウウオの数が一気に減少してしまう事が危惧されています。三重県教育委員会では「オオサンショウウオ保護管理指針」つくりその保護に努めています。
(昭和27(1952)年3月29日 特別天然記念物国指定)

日本鶏(国指定)

八木戸の写真 三重県では国指定の日本鶏の内、地鶏、小国鶏、烏骨鶏、河内奴鶏、軍鶏(八木戸)について、優良なものは審査会を経て登録しています。地鶏:地鶏の名称は江戸時代に渡来した鶏に対し、在来鶏を地鶏と呼んだことによるとされているます。三重県内では地鶏の内、猩々種が代表的なものです。小国鶏:平安期に遣唐使が中国の寧波府昌国から持ち帰ったものであると伝えられています。内種として白藤、五色、白色があります。烏骨鶏:江戸時代初期に中国より渡来し、寛永年間に保存改良がなされました。黒色種と白色種がある。河内奴鶏:三重県度会郡産の小型鶏。小地鶏と軍鶏が交雑してできたと考えられています。内種は五色種のみです。八木戸:原産地は多気郡下御糸村八木戸(現在の明和町)で江戸時代の末頃のころに作出されました。シャモの変種と考えられます。
(地鶏・小国鶏:昭和16(1941)年1月27日、烏骨鶏:昭和17(1942)年7月21日、 河内奴鶏:昭和18(1943)年8月24日、八木戸:昭和16(1941)年8月1日)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課 記念物・民俗文化財班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-3328 
ファクス番号:059-224-3023 
メールアドレス:shabun@pref.mie.lg.jp

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