みえの文化びと詳細
地域 | 中勢地域 |
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名前 | 金重元郎(かねしげもとお)
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プロフィール | 1945年 岡山県備前市に陶芸家金重陶陽(かねしげとうよう)の四男として生まれる 1968年 武蔵野美術大学産業デザイン科工芸工業デザイン専攻を卒業後、鈴鹿サーキットにて勤務 2001年 定年前に退職し、旧美杉村(現在の津市美杉町)八知に転居 2002年 手作りの日干し煉瓦で穴窯を竣工 2003年 伊賀土による初窯で無釉作品を焼成 2004年 初個展 以後、茶陶をはじめ生活雑器などを作陶し、県内をはじめ東京・名古屋・大阪・岡山・広島・米子など全国各地で個展を開催しています。 |
記事 |
金重さんは、津市美杉町八知にある元養蚕農家の古民家を住まいにしています。この敷地内にある工房で作陶活動を続けています。この古民家の2階にはほぼ当時の姿のままの養蚕部屋があり、そこに美杉に調和した金重さんの作品が展示されています。 岡山で備前焼の人間国宝である金重陶陽のもとで生まれ育った金重さんでしたが、40代後半になってから「自分が人生をかけてできるものを考えた結果、焼き物しかない。」と気づき、窯を作り生活する場所を美杉と定め、移住しました。 生まれ故郷である備前の土も使いますが、主に伊賀の土で作陶しています。その理由を聞くと、「変化に富んだ力を発揮する作品を生み出すことができる伊賀の土を使う伊賀焼は日本国内の特筆される伝統工芸です。地元三重県から強く発信しなければいけない。」とのことでした。 作陶にあたっては、アバウトな発想から自分のイメージを創り出し、粘土に伝えて成形。想定した焼け色になるよう窯詰めし、窯焚きではよい結果が得られるよう焚き方を工夫することを心掛けているそうです。 金重さんは、土そのものが持つ美や力を出すために釉薬は使いません。その作品は、素朴な中に品の良さを感じ取れます。また、個性的な作風が人気で日本国内のみならず海外の陶器好きからも高い評価を受けています。 これからの意気込みについて伺うと、「これからも、積極的に作陶を続け、それまでにない常に新しい工夫や発想を加えた作品を創り出し、世に出し続けていけるようにしたい。」と強く語ってくれました。 作品1 作品2 |
問い合わせ先 | 〒515−3421 津市美杉町八知913 TEL:059−272−1010 |
Tmfas017@ztv.ne.jp | |
ホームページ | http://www.ztv.ne.jp/tmfas017/ |
取材機関 | 津地域防災総合事務所 地域調整防災室 県民防災課 電話番号:059-223-5300 E-mailアドレス:tchiiki@pref.mie.jp |
登録日 | 平成29年1月18日 |