みえの文化びと詳細
地域 | 北勢地域 |
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名前 | 直魅(なおみ) さん
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プロフィール | 1971年 鈴鹿市生まれ。2000年から水墨画を始める。2004年、全国水墨画秀作展にて大賞を受賞。その他多数の受賞を重ねている。現在、県内各地で水墨画教室を主宰している。 |
記事 |
鈴鹿市文化会館のさつきプラザにて、直魅さんが講師をしてきた絵画サークル「凪(なぎ)の会」の作品展が平成28年5月13日〜15日に開催されました。ここに直魅さんは、2点の作品を出展しました。「SWING」と「瞬刻」です。 「SWING」は、ギターを弾く老人の優しさ、懐かしさが漂う作品です。また、「瞬刻」は、森に漂った一瞬の静けさの中に神秘さを表わしています。どちらも素敵な心惹かれる作品です。 直魅さんは、鈴鹿市で生まれました。小学校4年生の頃、週刊誌に載った女性の写真を鉛筆一本でそっくりに描くなど、小さな頃から絵心に目覚めていたそうです。その後中学・高校では美術部に、22歳からは油絵教室に入り、本格的に絵の勉強をしてきました。 やがて、お相撲さんの絵で有名な田家阿希雄さんの水墨画に出会い、自分の絵の目指す世界をそこに見つけ、彼に弟子入りをしました。 直魅さんは、「油絵は、すべての場面に色を塗っていき制作に時間がかりますが、墨の世界は描かないところもあり、そこがおもしろい。感動したもの、自分の描きたいものをすぐその場で仕上げることができる。」と言います。しかし、紙はしみこんだりにじんだりするものであるうえ、天候にも左右されやすいので、その微妙さを踏まえて紙を選択する必要があり、そこが難しいそうです。 「母方の祖父は伊勢型紙の着物の図案を描き、父方の祖父は和菓子職人だった。そうした姿を幼少時から見てきたので、その心が自分にも伝わり、伝統的な世界に魅かれてきたのかもしれない。」と話しています。 始めは仏を対象に描いていましたが、仏を描くためには人に向き合わなくてはならないことに気づき、いつか「釈迦八相図」を描くために、今できることを、描くことで表現していきたいと強く語ります。 講師を務める絵画サークル「凪」の名前は、「自分たちの周りは、波の中で常に心が揺れ動くようなものだが、水墨画を前にしたときの心は、せめて凪であってほしい。一瞬でも精神統一できる仏の境地で描きたい。」という願いから名付けたそうです。新しい発想でこれからも水墨画の世界を切り拓いていこうと意欲を持ち、活動を続けています。 平成28年度の絵画教室は、以下のとおりの場所と時間で開催しています。 鈴鹿市文化会館 月2回 水曜日 13:30〜15:30 月2回 土曜日 19:00〜21:00 四日市文化会館 月2回 木曜日 9:30〜11:30 津リージョンプラザ 月1回 火曜日 13:30〜16:00 作品「SWING」 作品「瞬刻」 |
問い合わせ先 | 住所 鈴鹿市西条3丁目 電話 080−3626−5177 |
ホームページ | http://naomi703suibokuga.web.fc2.com/ |
取材機関 | 鈴鹿地域防災総合事務所 地域調整防災室 総務生活課 電話番号:059−382−9785 E-mailアドレス:zchiiki@pref.mie.jp |
登録日 | 平成28年6月13日 |