みえの文化びと詳細
地域 | 東紀州地域 |
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名前 | 篠原 三枝(しのはら さえ)
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プロフィール | 群馬県生まれ 掛け軸の絵描き 西陣帯のデザインなどを経て 1997年から長谷陶園(伊賀市丸柱)にて修業 2001年熊野市紀和町にて独立 |
記事 |
縁あって熊野に移り住み、子供の独立後、自分の人生を考えた時、「仕事をしない毎日は考えられなかった」ことから「定年が無く、熊野でできて、情熱を失わずに続けられる仕事」の模索を始めました。 その中に「陶芸」がありました。40歳を目前にして、伊賀市の製陶会社で修業を始め、平成14年に熊野で、独立をしました。 制作の毎日は模索の日々で、いかにして自分が生きているかを問われているように思います。 たとえば、明日死が来るかもしれません。 その時に「精一杯頑張った」と、安心してその事実を迎え入れることができるような毎日が目標です。 いろんなものを作ってきましたし、これからもどんどん変化していくと思います。今現在は動物たちの江戸風俗の陶人形が私の作品です。 この人形たちができて、後から思うのですが、そういえば江戸が好きだったとか、和装のデザインをしていたとか、日本画をしていたので、ニカワなどが扱えるとか、今思うと今まで私が通ってきた道はここに続いていたのかも知れないということです。 そして、自分らしい作品と言えると思います。 私たちが子どもの頃は、まだ車が珍しい社会でした。洗濯機も冷蔵庫もテレビもありませんでした。この50年で日本の社会は大変便利になりました。そして、同時に多くの物を失いました。 その失ったものを実際に知っている最後の世代が私たちの世代だと思います。私たちがその記録を残していくことは、大変重要なことだと思っています。 そういうことも日々考えながら制作をしています。 【2011年の活動】 3月3日〜6日 熊野市文化交流センターにて熊野物産展参加 4月4日〜 とうげみゅうじあむにて五人展開催 5月2日〜4日 伊賀市長谷陶園にて陶器祭りに参加 8月7日〜10日 京都五条陶器祭りに参加 作品1 作品2 |
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登録日 | 平成23年6月1日 |