みえの文化びと詳細
地域 | 伊賀地域 |
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名前 | 石田 保(石田 白峰)
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プロフィール | 中国墨彩画家 昭和11年 大阪市中央区に生まれる 昭和30年 伊賀市へ移住 昭和59年 上野白鳳水墨画教室に入会 昭和63年 高橋 高峰先生に師事、称号を授かる 平成3年 中国書画師範大学副校長 岳宝麟先生に指導をうける ・NHK学園生涯学習美術展(学園賞)受賞。 ・NHK津放送局にて個展を開催。 ・その他 全国水墨画公募展 入賞多数。 ・奈良県観光連盟主催 「私のおすすめ“奈良の朝”」大和路賞受賞、観光連盟のポスターに採用される。 |
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■中国墨彩画との出会い 奈良シルクロード博に出展されていた「岳 宝麟」氏のリズム感ある画の素晴らしさに感動して、すぐに指導をお願いしたのが、中国墨彩画との初めての出会いでした。それまでは、水墨画を描いていましたが、日本でいう水墨画は、白黒2色で書かれていますので、色彩豊かな中国墨彩画にすぐに夢中になりました。 どうしても岳先生に指導をうけたくて、やっとの思いで教えていただけることになって、毎月奈良の教室へ通いましたが、楽しくて遠距離も苦痛には感じませんでした。 ■和紙との出会い 「伊賀の手づくり作家展」に出展した際に、「社会福祉法人 名張育成園」の生徒さんが、手漉きで作った「和紙」に出会いました。今まで使用していたものとは、違って表面に凹凸があり、滝の岩石を描くのに丁度よく、にじみやかすれなどうまい具合に岩肌を表現してくれます。それからは、何枚もの作品に使用させてもらっています。その和紙が、別の地域の方の目にとまり、注文が増えたそうです。いろいろな形で、地域や団体の方々と協力でき、携われていることを、嬉しく思います。 ■教室での出会い 中国墨彩画は長い歴史と伝統と独特な風格を持ち高い芸術性をもちあわせています。その中国墨彩画と日本水墨画の融合をめざして創作活動をしながら、地域の方々に習得した墨彩画描法を知っていただきたいと思っています。現在、3教室で30名の生徒さんと、季節の花や風景、干支など時々の画材を用いて和気あいあいと話し合いながら筆を進めています。現在は、秋の文化祭に向けての作品づくりに取り組んでいます。 ■取材者から 取材にお伺いしたのは、第16回の伊賀の手づくり作家展の会場でした。石田さんの作品の隣のブースには、奥様が編み物の作品を出展されていました。自宅では、お互いを尊重して、1階と2階でそれぞれ作品づくりをされているそうです。 また、昨年は、メッセウイングみえで開催の「縁博みえ」で、行燈に描いた石田さんの作品が展示されました。 伊賀地域で、唯一中国墨彩画家として活躍されている石田さんの作品は、穏やかな人柄が反映されていて、墨の荒々しい表現のなかにも柔らかな表情を感じられるものばかりです。初めて、石田さんの画に出会い、水墨画のイメージが大きく変わりました。 これからもどんな素敵な画を作りだされるのか楽しみです。 孔雀 教室での様子 |
問い合わせ先 | 〒518−0842 伊賀市上野桑町1393−1 TEL&FAX 0595−23−5805 |
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取材機関 | 伊賀地域防災総合事務所 |
登録日 | 平成26年6月11日 |