みえの文化びと詳細
地域 | 伊賀地域 |
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名前 | 井上 真実
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プロフィール | 作曲家・篠笛奏者。 ●名張市在住。和太鼓集団「鬼太鼓座」で篠笛奏者として海外公演をこなす。 ●5年間のオランダ滞在中に、多くのアーティストと共演し、ヨーロッパ諸国の120カ所で公演する。 ●2003年より篠笛と電子楽器(シンセサイザー:AZUMA)がコラボして、新しい表現の世界の可能性を広げることに成功し、「井上真実・AZUMAユニット」として、コンサートホールでのライブや、神社仏閣での国宝ライブなどの演奏活動を行う。また、NHKデジタルラジオ「万葉紀行」を1年間担当するとともに、NHKを始め、多数のテレビ、ラジオに出演。2013年よりソリスト井上真実として新たな表現に挑む。童謡、叙情歌や万葉集をテーマにしたアルバムを発表。ふるさとである名張をテーマにしたアルバム「杜のざわめき」を発表。 |
記事 |
記事 幼少から音楽一家で育ち、いろんな楽器に親しんできた井上さんですが、幼稚園で初めて水笛を吹いた際に、息の使い方で音が変化することを不思議に思い、息を吹いて音の出る楽器が好きになりオカリナ、リコーダー、フルートなどの楽器を演奏してこられました。やがて「篠笛」に出会い、これこそが「私の楽器だ」と思ってどんどん陶酔していったそうです。 そして、和太鼓集団「鬼太鼓座」での海外公演に篠笛奏者としてヨーロッパ各国を遠征されました。最初は、篠笛を演奏することが楽しかったのですが、演奏を続けるうちに、篠笛の魅力をもっと表現する方法を考えるようになったそうです。 通常、篠笛は高音を吹くことを常とされますが、ドの音が3オクターブまで出る音域の広い楽器で、実は低音に魅力があるなど、もっと篠笛を追求したくて思い切って独立されました。 まずは自分の世界を確立するために、民謡・長唄・能の笛などいろんな日本の伝統芸能を身につけました。また、シンセサイザー奏者の故東祥高氏と「井上真実/AZUMAユニット」を結成し、和と洋の融合した新たな表現スタイルで演奏活動をされてきました。2013年からは、「mami with kosk」としての新しい方向性を模索。能の小鼓との共演にも力を入れ、幽玄かつ煌びやかで澄み渡る音色を奏でておられます。井上さんのコンサートを聴き、自分も篠笛を吹いてみたいと希望する方々も多数おられて、現在では大阪・京都・奈良、また名張でも教室を開催し、多くの生徒さんから信望を集めて、篠笛の指導にも尽力されています。 「日本人の心の根底にあり、長い年月を生きてきたなかでその土地々で培ってきたものは、やはりその土地で育ったものなればこそ表現することができると感じています。日本人である私は、日本の伝統楽器である篠笛で日本を鳴らしたい。名張を鳴したい(表現したい)と思っています。第2のふるさとである名張の昔の風景や自然がなくなりつつあることが、残念であり危機感を感じています。」と語ってくださいました。 平成26年5月3日にアドバンスコープADSホールにおいて、切り絵作家の川瀬洋二さんと 名張市市制施行60周年の特別企画コンサート「小鼓&篠笛&切り絵で織りなす幽玄の世界 竹取物語」を開催されます。 このコンサートでは、名張の風景、ふるさとの情緒感を表現したニューアルバム「杜のざわめき」の曲を演奏されます。「名張百景」の切り絵の映像と澄み渡る篠笛の音色、悠久の時を刻む小鼓の響きを楽しんでいただけると思います。 「聴き手によって同じ曲でも想像するイメージが違います。聴き手がどう受け止めるかは自由で感性の問題です。今度のコンサートでは学生のみなさんにぜひ、イメージの世界であそんでもらいたいと思っています」と井上さんは語ってくださいました。 みなさんも、ぜひ一度、篠笛の音色に酔いしれてみてはいかがですか。 [平成26年5月3日「竹取物語」チケットのお求め先] アドバンスコープADSホール 名張市役所:文化生涯学習室 演奏の様子 井上 真実さん |
問い合わせ先 | 篠笛の響き制作委員会 〒536−0016 大阪市城東区蒲生2−2−43 メゾンドヴィル京橋310 TEL&FAX 06−6955−8476 |
info@shinobue-mami.com | |
ホームページ | http://shinobue-mami.com |
取材機関 | 伊賀地域防災総合事務所 |
登録日 | 平成26年3月4日 |