みえの文化びと詳細
地域 | 伊賀地域 |
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名前 | 坂口弘三・亜由美
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プロフィール | 伊賀市音羽在住 伊賀焼の里、音羽地区で日々窯(にちにちがま)を営む窯元ご夫婦。 【陶歴】 坂口 弘三(さかぐち ひろみ) 1957年 福岡県生まれ。多治見工業窯業専攻科卒業。 1987年 伊賀焼窯元長谷園にて修行の後2003年独立。 坂口 亜由美(さかぐち あゆみ) 1973年 宮崎県生まれ。1993年長谷園入社。2002年独立。 |
記事 |
黄金色に輝く田んぼと整然と刈られたあぜ道の草に、ここに住む人々のていねいな暮らしを想う伊賀焼の里、阿山の音羽地区。 この地に住まう人はこんな人だろうという想像どおりのご夫婦。それが坂口さん夫妻だ。 設計から建材にまでこだわった自宅をそのままギャラリーとして開放している。 「生活空間の中で作品を見ていただくのが一番イメージしやすいでしょ」 と弘三さん。心地よい風が吹き抜けるダイニングには古いタンスを利用した飾り棚にさりげなく二人の作品が並ぶ。このさりげなさは、ギャラリーとかお店とか別の空間に置かれたものではなく、あくまで生活の中にあって溶け込んでいるから。「百貨店とかに置くとよそいきになってしまうでしょ」 このあたたかさ、素朴さ。作品は「人」だなと改めて思う。 二人は九州のご出身。やきものを志し、伊賀焼の窯元で出会った。この地で創作しながら生活したいと決意し自宅の建築にとりかかった時、一番助けてくれたのが地元の人たち。 いわゆる「よそ者」の作家を包み込む懐の大きさが伊賀焼の里・阿山にはある。知らないうちに野菜を置いていく人あり、お団子持参で「お茶しよう」とリビングに上がってくる人あり。「独立して人の輪が格段に拡がりました。作品を見てくれる人と顔の見えるおつきあいがしたかったんです」と亜由美さん。 伊賀焼の里・阿山については「焼き物の里として歴史ある土地なのに観光地化されていない。ここにはそんな良さがあると思います。素朴で奥ゆかしくノスタルジック。みんなが東京を目指すのではなく、伊賀が培ってきたものに自信をもつべきやね。」 弘三さんが語る伊賀焼の里の魅力はそのまま、お二人の魅力と一致する。 作品1 作品2 |
問い合わせ先 | 【日々窯】 電話・ファックス:0595−44−1730 定休日(5,15,25日) 訪れる際には事前に電話連絡を 日々窯以外にお二人の作品は名阪国道・伊賀ドライブイン(下り)で見ることができる。 |
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取材機関 | 伊賀県民センター |
登録日 | 平成23年9月7日 |