柳原義達記念館
2012年度の展示
| 展示室A: 【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2012年3月19日(火)〜7月8日(日) |
| 展示室B: | |
| 【柳原義達のデッサンと彫刻】 | 2012年3月19日(火)〜7月8日(日) |
戦後間もなく作品の保管場所が火災に遭ったために、柳原の戦前作はほとんど焼失しました。《山本恪二さんの首》(1940年)が、唯一ともいえる現存作です。この像や戦後間もない頃の頭像は、誇張のない端正な表現を示しています。
1953(昭和28)年に再出発を期して渡仏した柳原は、ロダンに始まるフランス近代彫刻の造形理念を尊重しつつ、日本人として独自の彫刻世界を確立しました。
柳原の作品中、裸婦像は重要な位置を占めています。人間がある姿勢を取るとき、身体各部がどのように動いて、平衡状態が生じるか、重力とバランスを取りながら人体が示す自然の法則に迫りたいという作者の強い意図がこれらの作品には見られます。
なお、《犬の唄》という題名には、敗戦後柳原が経験した屈辱、不満、自嘲、虚しさが託され、抵抗の精神を持ち続けようとした彫刻家としての姿勢が示されています。
柳原が鴉をはじめて制作したのは、1966(昭和41)年です。動物愛護のモニュメント制作を機に、柳原は鴉に強い愛着を抱きます。
鴉の像には柳原の心優しい思いが込められています。また、そこには自然の生物が持つたくましい生命力、彫刻本来が備えるべき塊量感を見ることができます。
鳩の彫刻は、柳原義達を最も有名にした作品でもあります。長い間柳原は孔雀鳩を飼育して、この華麗な鳩に親しく接してきました。
この世で生を同じくする鳩にこまやかな愛情を抱き、鳩の姿を表すことによって、同じ地球上で自然の法則に従って生きている自己の営みを柳原は確認し続けてきました。
柳原の素描は膨大な量にのぼります。そこには、「彫刻は触覚空間の芸術」という柳原の空間認識の特質が見られます。
繰り返し素描を描き、頭に完全にテーマが入ってから彫刻に取りかかると柳原は述べていますが、素描は自然の法則を把握するための訓練です。画面構成、細部描写といった絵画的要素は重要ではありません。柳原の素描は紙の上の彫刻ということもできるでしょう。
略年譜
| 1910(明治43)年 | 神戸市に生まれる。 |
| 1931(昭和6)年 | 東京美術学校彫刻科に入学。 |
| 1939(昭和14)年 | 新制作派協会彫刻部創設に参加。 |
| 1953(昭和28)年 | パリに渡り、彫刻を基本から勉強し直す。 |
| 1957(昭和32)年 | 帰国。 |
| 1958(昭和33)年 | 第1回高村光太郎賞受賞。 |
| 1970(昭和45)年 | 日本大学芸術学部教授となる。 |
| 1985(昭和60)年 | 美術論集『孤独なる彫刻』刊行。 |
| 1994(平成6)年 | 第35回毎日芸術賞受賞。 |
| 1996(平成8)年 | 三重県立美術館で柳原義達展開催。文化功労者に選ばれる。 |
| 1999(平成11)年 | 三重県立美術館で柳原義達デッサン展開催。 |
| 2003(平成15)年 | 11月1日、三重県立美術館に柳原義達記念館開設。 |
| 2004(平成16)年 | 11月、94歳で死去。 |
2003年度
| 【柳原義達の芸術T】 | 2003年11月1日(土)〜12月14日(日) |
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| 【柳原義達の芸術U】 | 2003年12月16日(火)〜2004年3月28日(日) |
2004年度
| 【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2004年3月30日(火)〜7月4日(日) |
| 第2期展示 | 2004年7月6日(火)〜10月3日(日) |
| 第3期展示 | 2004年9月29日(火)〜12月26日(日) |
| 第4期展示 | 2004年12月28日(火)〜2005年3月31日(木) |
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2005年度
| 【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2005年4月1日(金)〜7月3日(日) |
| 第2期展示 | 2005年7月5日(火)〜10月2日(日) |
| 第3期展示 | 2005年10月4日(火)〜12月25日(日) |
| 第4期展示 | 2005年12月27日(火)〜2006年3月31日(金) |
2006年度
| 【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2006年4月1日(土)〜6月25日(日) |
| 第2期展示 | 2006年6月28日(水)〜9月24日(日) |
| 第3期展示 | 2006年9月26日(火)〜12月24日(日) |
| 第4期展示 | 2006年12月26日(火)〜2007年3月31日(土) |
2007年度
| 【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2007年4月1日(日)〜6月24日(日) |
| 第2期展示 | 2007年6月26日(火)〜9月30日(日) |
| 第3期展示 | 2007年10月2日(火)〜12月24日(月) |
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| 第4期展示 | 2007年12月26日(水)〜2008年3月30日(日) |
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2008年度
| 【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2008年4月1日(火)〜6月29日(日) |
| 展示室B:特集展示 【建畠覚造の彫刻】 | 2008年4月17日(木)〜8月31日(日) |
| 第2期展示 | 2008年7月1日(火)〜8月31日(日) |
| 第3期展示 | 2009年1月4日(火)〜3月29日(日) |
2009年度
| 展示室A:【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2009年4月1日(水)〜6月28日(日) |
| 第2期展示 | 2009年6月30日(火)〜9月27日(日) |
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| 第3期展示 | 2009年9月29日(火)〜12月27日(日) |
| 第4期展示 | 2010年1月5日(火)〜3月31日(水) |
| 展示室B: | |
| 元永定正展拡大展示【元永定正・創作の背景】 | 2009年4月11日(土)〜5月31日(日) |
| 特集展示【ミケル・ナバッロ《歩哨都市》】 | 2009年6月30日(火)〜9月27日(日) |
| 特集展示 【石井厚生レンガ彫刻展−西風と東風のまにまに−】 | 2009年10月24日(土)〜12月6日(日) |
| 特集展示 【中里和人写真展「ULTRA - 臨界夜景−】 | 2009年12月23日(水)〜2010年2月14日(日) |
2010年度
| 展示室A:【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2010年4月1日(木)〜6月27日(日) |
| 第2期展示 | 2010年6月29日(火)〜9月26日(日) |
| 第3期展示 | 2010年9月28日(火)〜12月26日(日) |
| 第4期展示 | 2011年1月4日(火)〜3月21日(月・祝) |
| 展示室B: | |
| 【柳原義達のデッサン】 | 2010年4月17日(土)〜7月25日(日) |
| 【戸谷成雄展】;橋本平八と北園克衛展関連企画 | 2010年8月7日(土)〜10月11日(月・祝) |
| 特集展示【湯原和夫の彫刻と素描】 | 2011年1月4日(火)〜3月21日(月・祝) |
2011年度
| 展示室A:【柳原義達の芸術】 | |
| 第1期展示 | 2011年3月22日(火)〜6月26日(日) |
| 第2期展示 | 2011年6月28日(火)〜9月25日(日) |
| 第3期展示 | 2011年9月27日(火)〜12月25日(日) |
| 第4期展示 |
2011年12月27日(火)〜2012年3月18日(日) |
| 展示室B: | |
| 柳原義達のデッサンと彫刻、創作の背景 | 2011年3月22日(火)〜6月26日(日) |
| ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展 | 2011年7月9日(土)〜9月4日(日) |
| イケムラレイコ うつりゆくもの | 2011年11月8日(火)〜2012年1月22日(日) |
柳原義達記念館・展示室Bの特集展示 HILL WIND22(2009.7.31)















