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古賀春江 こがはるえ

生没年

1895-1933

出身国

日本

記事

常設1998年度第2期(1998,7) ■第1室:大正・昭和の洋画 石崎勝基
毛利伊知郎 古賀春江《煙火》 コレクション万華鏡 -8つの箱の7つの話 1998.9
酒井哲朗 私の好きな作品「煙花」古賀春江  友の会だより53号、2000・3・30
田中善明 作品解説;古賀春江《煙火》、三重県立美術館所蔵作品選集 2003.10
ステキ新聞3号おもて 2004.7
移動美術館 菰野町図書館 出品目録+ガイド(2010.1.9)

略歴

1895年  福岡県久留米市に生まれる。
     父親正順は浄土宗善福寺の住職であった。

1912年  周囲の反対を押し切り中学校明善校(現・県立明善高等学校)を中退し、上京。太平洋画会研究所に入る。

1913年  2月、日本水彩画会研究所に入り、4月から石井柏亭に師事する。
     5月、第11回太平洋画会展に水彩画1点初入選。
     この年、坂本繁二郎と知り合う。

1914年  小石川で共同生活していた画友藤田謙徳が自殺し、大きな衝撃を受ける。
     12月、松田諦晶、坂本繁二郎が顧問となっていた来目会展(第1回)に水彩画11点を出品。

1915年  2月、僧籍に入り、本名の亀雄を良晶と改名、呼び名を春江とする。

1922年  昨年の娘の死産に想を得た作品『埋葬』、それに筑前の油屋旅館に取材した『二階より』を第9回二科展に出品。
     児島善三郎、林武とともに二科賞受賞。

1923年  二科会の急進派で結成された第1回アクション展に油彩画3点出品。

1926年  6月、第1回一九三〇年協会展開催後、同協会より勧誘を受け、林武、野口弥太郎らとともに加入するが、9月同会会員を辞す。

1927年  9月、第14回二科展に『動物』『窓』『煙火』を出品する。
     11月、神経衰弱となり、保養のため帰郷。

1928年  中川紀元の紹介により東郷青児を知り、東郷の紹介で超現実主義的作風で注目されていた洋画家阿部金剛を知る。
     この当時、新興思想に関心をよせ前衛試論、社会科学関係の書籍を多数読み漁る。

1929年  二科会会員に推挙される。

1930年  美術雑誌『アトリエ』に「超現実主義私感」を寄稿する。

1931年  二科展に『朧ろなる時間の直線』『感傷の生理について』『現実線を切る主智的表情』『仮設の定理』を出品。

1933年  逝去。

館蔵作品

作品名 制作年 材料 寸法
煙火 1927(昭和2)年 油彩・キャンバス 90.9×60.6
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