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呉須絵皿 東大門師走の市


コレクション

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ジャンル

工芸

作者名

新井謹也
ARAI Kinya

制作年

1941(昭和16)年

材料

陶器

寸法

H2.8, M.D30.0, B.D24.1

署名

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寄贈者

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来歴

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初出展覧会

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作品名欧文

Dish with cobalt blue painting (Gosu ware)
関連資料

解説

新井謹也の名は、現在ではあまり知られていない。しかし鳥羽出身で、画家であり、陶芸家でもあった新井は、明治末から昭和にかけての関西の美術界で忘れることのできない作家の一人である。
 それは新井が、明治末に京都で結成された革新的な美術グループ「黒猫界」「仮面界」のメンバーであり、また一九二〇年以降、陶器制作に転じてからは、工芸の近代化を推進したという、彼の二つの活動による。
 掲載作品は、現在の韓国ソウルの東大門周辺の市場の様子を絵柄にした呉須絵皿である。
 新井は陶磁器研究のために幾度も中国、韓国を訪れており、中国風の趣向の強い作品を数多く制作しているが、この皿も彼の達者な絵心と熟練した陶技がみられるものである。 (毛利伊知郎 中日新聞 1991年2月8日掲載)

展覧会歴

孚鮮陶人 新井謹也展(星野画廊 1988)
越境する日本人━工芸家が夢見たアジア (東京国立近代美術館工芸館 2012)

文献

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